その226 「コーチ、おねがいします

年賀状の準備に取りかかる。
いろんなサルを描いてかいて書いてカイテ…
サルは難しいなと思ってたわりにはあっさりと
良さげなサルが出来た。
よし、これでいこう。
去年はギリギリまでネタを考えてるうちに
お年玉付きの年賀はがきが売り切れてしまっていて困ったので
今年はとりあえず20枚確保。
でも20枚じゃ足りんなあ。
しかし官製はがきの紙質が、ぼくが思い描いたサルを描く上で
気に入らんということが十分考えられるのでまずは20枚。
さあ、あとは頑張って描くだけだ…

……
………
あっ、しまった。
「エースをねらえ!」を読みふけってしまった。
だって、同じを沢山描くのが好きなぼくなんだけど、
描き始めると手がぐったりするまでバンバン描きなぐるぼくだけど
最初の1枚描くまでがなかなか大変なんです。
腰が重いというか、モチベーションが低いというか。
ということで、そんな時にはやる気アップの為に
爆音でCDかけたり、マンガ読んだりします。
マンガはやっぱりエースをねらえ!が一番です。
かなり燃えてきます。
宗方コーチが日記に「岡、エースをねらえ!」と書いて
なくなる所あたりでテンション絶好調です。
ここらで絵筆を握ればもう完璧。
じゃんじゃんバリバリ描けるはずです。
がしかし、お話はその後も続いていくのでした。
で、ついつい読みふけってしまうわけです、ハイ。
ハイ、じゃなくてはよ描けや、おれ。

それにしても、エースをねらえ!は面白いね。
マンガとアニメではお蝶婦人の扱いとかが微妙に違ったりしますし。
そういえば、宗方コーチはマンガの中でこう言います。
「特訓のつらさから魔球だのなんだのありえない技にあこがれないこと。
 ありえない技に逃げるその精神の弱さが問題だ。
 小手先の邪道に落ちるな。
 目指した以上は堂々とテニスの王道を行け!」
小手先の絵ばかり描いているぼくにグサッっとくるひとこと。
わかりましたっ、コーチ。
ぼくはぼくなりの、絵本描きの王道を堂々と歩んで行きます!!
ていうか宗方仁、テニスの王子様真っ向否定か!?
いやいや、これでいいのだ、これでいいはずなのだ…
がしかし、エースをねらえ!に描かれている一球入魂の精神を
純粋に受け止めていくと、どうも松岡修造になってしまうような
気がするのだが、気のせいか???
コ、コーチ、やっぱぼくは我が道をマイペースで行くことにします。
とりあえず年賀状描かなくっちゃ…