その218 「プチプチ個展

殺し屋イチのように、泣きながら暴れている状況が
ベストなのかもしれない。
そんな状況で絵を描くのが、ベストなのかもしれない。

10月の10日(旧・体育の日)より12月25日のクリスマスまで
福岡博多は天神にあるマツヤレディスというところの2階で
45センチ四方の箱を8000円で貸し出すからなんか店やれ、
というイベントが催されることになり、
店をやる気はあんましないが、1日100円ちょっとで
77日も個展ができると思うとおいしいな、と考えて応募したら
見事三分の一の引き強で当選してしまった。
ということで、ここんとこ泣いて暴れながら絵を描く日々。
大好きな無印のパノラマフォトフレームに合わせていろいろ描く。
売る気はないと言ったが、やっぱ買ってくれるかもしれない誰かの為に、
と思うとより楽しく描けるので、売る気満々で描きなぐる。
とはいえ、一度に展示できるのは3枚が限度だなあ。
まさにプチプチ個展。

初個展の時にも死ぬ程悩んだが、自分の絵の適正値段はいくらだろうか。
自分を安売りするのはいかんと思うが、高いのもなあ。
気に入った人にならタダでプレゼントしたいよなあ。
などなどいろいろ考えたが今回は1枚売ったら2枚描けるくらい、
ちょびっと高くて微妙に売れないくらいに設定。
絵って高いけど、あの値段の7割は額縁代だよなきっと。
それから絵具代とか場所代とか売れた時に画廊の取り分とか
(今回はマツヤレディスに15%もっていかれる)
いろいろ考えると儲からんね、絵描きは。

なんとか最初の展示に間に合うように何枚か描き上げ、
そん中から気に入ったのをチョイスしてお店に持って行って受付。
200ある箱の場所決めということでくじを引きまずまずの場所を確保。
まだ半分も埋まってないけど、ビーズ製品が多いらしい。
きっとポストカードも多いだろうからぼくはポストカード出すまい。
競合してもつまらんからね、まずは目立たないと。
テキパキディスプレイ。
うん、まずまず。
フォトフレームとはいえ、額装した絵はいいね。
ぐっと引き締まる。高そうに見える。(笑)
まあ、とりあえずこれで準備オッケー。
あとは明後日のオープンを待つばかり。
売れる売れないは別として、たくさんの人が見てくれるといいな。
もしもバカスカ売れてしまったら大変なので、
しばらくはちょこちょこと描きなぐる日々。
泣きながら暴れる日々。うわ〜ん。