その208 「削り節じゃないよ」
引っ越した時に、間違ってネズミーマウスの形をした
ちっちゃい鉛筆削り(おもちゃみたいなやつ)を捨ててしまった。
鉛筆はカッターで削ればなんとかなるけど、
色鉛筆は芯がやわらかくてなかなか難しいし、
やっぱり鉛筆もカッターで削るのめんどくさいなあ、と思い
近所の文房具屋で買おうかな、と思いきやなかなか文房具屋がない。
ぼくがちっちゃい頃には、学校の近所には1軒や2軒はあったはずなのに
(文房具屋兼駄菓子屋でしたな、そしてなぜかプラモも)
ことごとくない。
仕方がないのでスーパーやコンビニにいってみるも
シャーペンはあっても鉛筆はない。
鉛筆はあっても鉛筆削りはない。
どうすりゃいいんだこりゃ〜!!!
時代の流れに切なくなりながら、バスに揺られてちょっと近所のダイエーまで。
ここには文房具屋さんがあるので。
あったあった鉛筆削り。
この手でドリドリする安いやつでいいじゃん、
と思ってふと目線を上にやると、懐かしきレバー回してドリドリ回すタイプ。
がなんと手のひらサイズ。お値段は600円。
「これ下さい」と、imacのようなカラーバリエーションの中から
青い子を持ち帰りました。
鉛筆をセットし、レバーを回します。
ドリドリドリ…
楽しい。
JoJO風でいくと
楽しいぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!
やはり小さいので若干不安定なのだが、ドリドリよく削れます。
楽しくて、削らなくていい鉛筆まで削ってしまいました。
そしてあの、ふわふわした削りカスがこれまた楽しい。
小学生の時は、この手回しドリドリタイプから
電動ガリガリタイプになった時に、異様に楽しかった気がしますが
手回しドリドリタイプもなかなかどうして。
しばらくは、メイン画材鉛筆になりそうな予感です。
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