その205 「修羅のごとく

迷ってはいけない。
ためらってもいけない。
とにかく、Vシネマの竹内力のような形相で
今まで大事にとっておいた雑誌を括っては積み、括っては積み。
子供会の廃品回収に間に合うように、マンション前にピストン輸送。
読んではいけない、売りづらくなるから。
今まで大事にとっておいたマンガ達も、
ブックオフの兄ちゃんが来るまでに、玄関に山積み。
売って捨てて捨てて売って捨てて捨てて売って…
うっ、こ、腰が、イテテテテ。

今まで大切にしてたものをどんどん手放していく。
最初は泣きながらの作業も、だんだん快感になってきた。
この調子でゲームも売って売って売りまくりそうだ。
すでにプレステ関係は大処分決定。
カセットROMものと違ってCD−ROMものはあまり愛着がなかったりする。
なんでだろう?
でもプレステって廉価版だしたりするので、
大部分は1本10円とか100円だろうな。
まあ捨てるよりかはいいや。

それにしても、引っ越しが趣味のような人がいるけどほんとにすごい。
ぼくは減らしに減らしたつもりでも絵本やら画材やらなんやら
まだまだ荷物があって、梱包が大変で、できれば次の移動で
もう引っ越しは御勘弁な感じなのだが。
引っ越し好きの人ってのはきっとみんな身軽なんだろうな。