その177 「おやじキラー

楓さん、ついに風邪を引く。
が、本人は至って元気。
8度以上の高熱で、鼻水垂らしながら走り回っております。
聞くところによると、昼間喜んで病院に行き、
先生に向かって元気よく「クスリください!」と言ったらしい。
そして、そのクスリをきちんと飲んでおりました。
半年前までは、クスリ飲ますのにぼくが胴締めスリーパーをかけて
動きを止めてから、相方が無理矢理飲ませていたのがウソのよう。
ていうか、きっとぼくがバファリンやらキャベジンやら
チョコラBBやらをボリボリ食べてるのを見て、
クスリに対してあんまし違和感がなくなったのだろう。
さすが俺の子。
って、それでいいのかい、俺。
とにかく、大きくなったもんです。
そんなお利口さんの楓さんはおっさんにモテモテです。
病院の先生も、診察しながら畑正憲ばりに可愛がるらしいし
(そんな先生は嫌だ)
バスの中で平井堅の「Ring」を熱唱しても、
普通なら静かにして下さいと注意されそうなのに
運転手さんから「もっと歌っていいよ」と言われたり、
違う運転手さんからは、「ないしょだから」と言って
非売品のバスのおもちゃもらったり、
たこやき屋さんでも、たこやき2個とみかんおまけしてもらったりと
恐るべきおやじキラーぶりです。
このままいくと、素晴らしきお水の花道を歩めそうな感じです。
ま、いっか。
立派な夜の蝶に育ったあかつきには、
お父さんにたくさんお小遣い下さい。よろしくお願いします。(笑)