その166 「そして伝説へ…」
お部屋の中はピッカピカ〜♪
こう歌うと、楓さんは上手に踊ります。
先日、トイザらスのチラシを眺めながら楓さんに、
クリスマスにサンタさんから何を貰いたいかと尋ねると
「ヒカルのごぉ〜」
と答えました。
おおっ、なんとヒカルの碁の囲碁セットですか!?
そうかそうか、うんうん…
ここから伝説の女棋士の歴史が始まるのである。
毎日のように棋譜を並べ、4歳にして碁会所へ。
その辺のじじいどもをなぎ倒し、小学生にしてプロ棋士に…
と、いろいろ想像しているお父さんの脳は、ヒカルの碁、というよりかは
哭きの竜や月下の棋士のような劇画調で、血の涙を流したり、
ライバルが碁石握ったまま絶命してたりと非常に香ばしい内容。
嗚呼、えらいことになってるよ楓さん。
エアコンの中もピッカピカ〜♪
すぐさま歌に合わせて踊る楓さん。
おもしろい面白い、パブロフのわんこですな、これは。
そして今日、楓さんといっしょにデパートから送られてきた冊子の
クリスマス特集を見てますと、
「サンタさんにねぇ、これ、もらうの」
といって、つみきを指差しやがった。
「楓さん、ヒカルの碁は?」
「いらない」
「つみきがいいの?」
「うん、つみき」
はぁ〜、そうですか、伝説は始まりもせず投了。
それでは伝説のつみき職人、なんてのは…
ないですね、ないない、絶対ない。
マイナスイオンの大清快、ふぅ〜
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