その１６３　「キスミーベイベー」

ここんとこ楓さんがエロい。
遊んで暴れていて、ちょっと顔が近づいたりすると
なんかしらんが眼を閉じて待ち構えていやがる。
お父さんはまっぴら御免なので、しらんぷりして逃げようもんなら
「なんでぇえっ？」とのたまいやがる。
どこで憶えたか知らんが、３才にして恐るべき女っぷりである。
なんでっつわれてもよう、最近のあなたのキスは
妙に生々しくてぼくも相方もほとほと困っとるんですよ。
そんなキスを、３歳の小娘なんかとしたくはありませんですよ。
が、楓さんは、「ええっ、なんでぇ、なんでぇ」などと言いつつ
口をとんがかせて迫ってきます。地獄の底までくる勢いです。

ああっ、もう嫌じゃ〜！
酒井若菜ちゃんや高橋マリ子ちゃんがそんなして迫ってきたら
いくらでも受け止めますが、楓さんとは嫌じゃ〜！！
そんなことは、もちょっとおっきくなって
好きな男と勝手にいくらでもやってくれ。
わしはもうほんとに嫌なんじゃ〜、勘弁してくれぇ〜！！！

の、叫びも空しく今日もまたブチュー。
楓さんは、ご満悦でぼくの回りをグルグルグルグル走り回っとります。
ぼくは、なんだか眼がぐるぐるぐるぐる回っています。
嗚呼、もうだめです。だれかなんとかして下さい。
楓さん３歳と６ヶ月、早くも悪女の道爆進中。