その162 「あめふりぃぃぃ〜、2日目」

いやいや、雨降ってなかったけどね。
昨日の続き、東京二日目、日曜日。

7時に目が覚める。いよいよである。
なんとなく気合いが入る。が、パンツ一丁である。
とりあえずシャワーを浴び、ヒゲを剃り、歯を磨く。
同室の所長と去年転勤した同期のやつが起きてきたので
他の部屋の後輩と連絡を取り、朝ごはんにする。
とても腹ペコだったので、ごはんをガツガツ食べまくる。コメが一番。
ぼく的にもっとも苦手な役員の方が同席するも、
今日はなんか調子がよく、会話が弾んでいる。奇跡だ。
そうこうしてるうちにチェックアウトの時間が迫ってきたので部屋に戻る。
徹底的にデザインされたネズミ−仕様モノレールに乗り、舞浜駅へ。
まだちょっと時間があるので、ネズミー土産を物色していると
前の上司とばったり。時計のこととかカメラのこととかいろいろ教わった方なので、
ついつい話し込んでしまって気がつくと11時半。 待ち合わせは、新橋12時。
集合時間10分前集合が信条のぼくとしては、ばり焦る。
しかし、あわてたところで電車が来るわけでもなく、
腹をくくってホームで立ち尽くす。ほどなく電話が鳴る。で、出る。
ふみへいくんからの電話だ。
心配してくださってありがとう。
の思いとは裏腹に、みょうちくりんで淡白な受け答えで電話を切る。
ちょっとおれ、へなちょこすぎ。
などと頭を抱えてると電車がくる。とにかく急ぎましょう。
なんとか新橋駅へ。みんなの心配どおり迷う。
「右手が東で左手が西か。ということはこっちだな。」
まるでダンジョンを探索するがごとく歩く。やった集合場所発見。
すぐさまそれらしい集団発見。恐る恐る話し掛けるとビンゴ。
ものすごく、死ぬ程緊張するも、平然を装い御挨拶。
ややでかい荷物にネズミーリゾートのみやげ袋という
我ながらベタベタでわかりやすくこっぱずかしい格好を
きっちり突っ込んでもらう。
ここで丁寧な対応をされたりしたら、フリーズ、リブート…
と、マイナスの無限ループの可能性もあったので、正直ホッする。
これですこしエンジンがかかる。あとは、暴走せんことを祈るばかり。

近くのカラオケ屋に行く。カラオケ屋なんて何年ぶりだろうか。
とにかく部屋に入り一段落。ふたたびみなさんに御挨拶。
いきなりダンバイン大辞典とかガンダム大百科とか広げて度胆を抜く。
今回お会いしたのは、vimyさん、otoさん、mikoさん、
サナギンさん&なっちゃん(娘さん)、ふみへーさん、真理子さんの7名。
一体どうなってしまうのかっ!!
と、ガチンコ風に煽ってみようかと思いましたが、
いやはやネットというものは恐ろしく、
なんか普通に楽しく話しておりました、表向きは。
実際はいっぱいいっぱいで、自分の発言ログは一切残っておりません。
とにかく、カラオケ屋にも関わらず食って喋り倒していたような気がします。
日頃、ほとんど会話することなく過ぎてしまうこともあるし、
絵に関する会話なんて皆無ので、うれしさのあまりしゃべりすぎ。
踊るなかじま御殿になってないことを祈るばかりであります。
とはいえ、とてもとても楽しかったのも事実で、
その上みなさんいいキャラクターしてらっしゃる方ばかり。
やはり声が聞けるってすばらしい。
その濃くて愉快な仲間達と、オタクトークやら、育児トークやら、
クリエイティブトークやら、なぜか超ローカルトークやらいろいろ面白すぎ。
あっという間に時間となりました。
かなり名残惜しゅうございましたが仕方がない。
みなさん忙しい方ばかりなので、ここでお別れです。
また会えますようにと祈りつつ羽田へ。そして福岡へ。

帰りの飛行機の中、いろいろ考える。
とくに、ハンドルネームについて考える。
ほんとに、ガトー少佐とかキャスバル兄さんとか名乗ってなくてよかったと思う。
あの場で、そう呼ばれていたら爆死してたな。
などと思ったりする。ぼくは本名でがんばるよ。
すこし遅れて飛行機は無事福岡へ。
地下鉄で博多駅に着くと雨。
よいよい、濡れて参ろうぞ。
といいたいとこだが死ぬ程寒いので走ってバス停へ。
幸いうちに着く頃には止みました。
うちに帰り着くと楓さんがお出迎え。土産を渡すと大喜び。
赤いクリスマス仕様のマフラーよく似合うよ。
さすがに疲れたので、ごはん食べてお風呂入って寝る。

いやいや、こんなに収穫の多い研修旅行は初めてだ。
なんか気力充実し過ぎて、昨日今日とハイテンション。
反作用が来る前に心静かに、創作のエネルギーに替えて
みなさんを楽しませるべく頑張ろうと思うのでした。