その150 「私を酔わせてどうするの

ぼくを酔わせるのなんて簡単です。
いっしょにブランコに乗りましょう。

先日、ついに楓さんと近所の団地に公園デビュー。
しかし、公園デビューといっても公園で遊んでる子供なんて
あんましいませんし、ていうか、ひとっこ一人いやしないので
貸しきり状態。これも少子化の影響か。
砂場には誰かが遊んだ形跡がある…
と近寄ってみるとどうも猫のトイレと化しているようだ。
滑り台の下にはアリの巣。
なんかとても遊べたもんじゃありません。
仕方がないので、同じ団地の、少し大きな子供が遊ぶ遊具が置いてある
別の公園へ。ドングリなど拾いつつ、無理矢理砂遊び。
とてもとても青いドングリを木から毟っていると
なんだかドングリにとても悪いような気がする。
お池にはまって大変などんぐりに向かって
「こんにちは、ぼっちゃんいっしょに遊びましょ」
といっているどぜうはちょっとあんまりだ。
なんてことも考える。
そうこうしてるうちに楓さん、ついにブランコへ。
仕方が無いのでおつき合い。
二往復で胃がどっかいったような感じになり
五往復もするともうへべれけ+片頭痛。
まだまだ遊びたがる楓さんを小脇に抱えて、公園を強制離脱。
その後しばらく活動停止に陥る。

ぼくを酔わせるのなんて簡単です。
テレビゲームをやりましょう。

夜、楓さんとファミコン屋へ。
お目当てのカルドセプトセカンド(PS2版)が売り切れだったので
がっかりしていると、楓さんがスターフォックスアドベンチャーを所望。
ぼくも欲しかったりするが、3D酔いが確定のソフトなので
いまいち手がのびない。
店頭でデモプレイできたので、ちょびっと遊んでみると…
うううっ、昼間のブランコがフラッシュバック。
また今度買おうねと楓さんにいいお店から脱出。
その後ゆるやかに活動停止。
ちょっと三半規管を本気で鍛えねばと思う。
まずはでんぐり返し一日50本から…
なんか、身体が大きくなってるので、でんぐるでんぐる上手に出来ません。