その144 「カンディンスキーを見る」
久々に福岡市美術館へ行く。
おおっ、こんなに賑わってるのを見るのはどれくらいぶりだろうか。
やはりカンディンスキーは人気者なんだろうか。
やっぱぼくはクレーだよな。どう考えてもクレーなんだが。
しかし見る前からこんなんではよくないと頭の中をリセットしていざ!!
…が、ムキー!!人が多い。
まあ賑わってるということはそういうことなんだが
これじゃゆっくり絵を見るどころではない。
やっぱり美術館は閑散としてるほうがいい、ぼく的に。
でもせっかく来たんだから楽しまなければ。
いざいざ!!
…終了。
好きな絵がない場合サクサク見ていくぼくなので、
タイトルがどうとか制作が何年とか画材がなんだとかよりも
グッとくるかどうかが問題なので
わりとあっさりと出てきました。
やっぱなあ、クレーだよなあ。
同じ抽象なんだけどねえ、どうもカンディンスキーは好きじゃないね。
でも本とかで見ると大きさとか色とかいまいち伝わらないんで
本物見てよかったよ。浮世絵っぽい版画とかは面白かった。
絵画なんて、それこそいくらでもあるんだから
好きか嫌いかでいいよなあ、とか思いました。
作家の苦悩とか時代背景などを読みながら味わうというのも
また絵の楽しみかとは思いますが、そうゆうのも悪くないとは思うけど
知識武装でわかったふりをしてはいかんよ、ザアマス奥様たち。
とくに抽象画なんてね、わかりっこないんだから。感じるのだ。
楓さんなんかは
「これなんかねぇ、おもしろいねえ、なんやろねぇ」
と、こども目線でいっしょに鑑賞してますと
「これはぁ、おさかな!!ビョォン、ビョォン、ビョォン」
と大騒ぎしてました。こどもって素晴らしい。
(でも大勢いる美術館で大騒ぎするのはあんまし…
とはいえ、ほんとは体が感じるまま見せてあげたいのだけれど…)
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