その134 「俺の後ろに立つな」
ロボカップを観に福岡ドームへ行く。
ロボカップというのは自律型のロボットによるサッカーの大会で
大小様々な箱型のロボットが連携を取りつつゴールを狙うものから
アイボをカスタマイズしたもの、そして今年から二足歩行部門も新設して
なかなかの規模で行われていたロボット研究者のお祭りのようなものです。
で、わたくしの目的はHONDAのASIMO君。
決まった時間に5分間だけパフォーマンスをしてくれるので
時間より早めに出かけてみたのですが、これが失敗の始まり。
暇つぶしにホークスタウンでうろうろしてましたら
楓さんがゲーセンのコインゲームがしたいと申します。
ここのゲーセンのコインはパチンコ屋より高いくせに
現金になることはないので、お父さんはここでするなら
パチスロ打たせてくれと申しますが、楓さんどうしてもしたいと泣く始末。
しょうがないので、2000円分購入。
どうせすぐなくなるだろうと思っていましたが、
なんと楓さん、タイムパークで速攻BIG&3連チャン。
みるみるコインが増えていきます。
しまった、そういえば楓さん、ゲーセンプロ。
パチスロのゲーセンモデルでの引きが異様に強かったのを思い出した。
これはいかんと家族で分担してスロットを打ちます。
ぼくはゲーセンではまず当らないAT機(※1)のゴルゴ13を打ってますと
なんとBIG・レギュラーと引いてしまい、REG直後ゴルチャン(※2)突入。
あっという間に1000枚突破。
ああ、もうASIMO踊ってるところだね。
これが実機だったらかなりの儲けなのに空しいね。
一段落して会場にいってみると、オーストラリアのロボが
2メートル歩くのに大奮闘しておりました。かなり笑った。
生アシモは観れませんでしたが、競技用にカスタマイズしたアイボは
なかなかすごかったし、河森アイボと遊べたのでまずまず満足。
しかしやっぱ人間ってすごいよね。
楓さんが立ち上がって、歩いて、走り出すまでってけっこう自然に
そうなっていきましたけど、ロボは一歩歩くのにも大変そう。
研究者さんたちは大真面目でしたけど、ぼく的にはギャグ以外の
なにものでもないかと。やはり真面目は滑稽ですな。
でも、滑稽を越えた先にしか進歩や感動もないしね。
みんながんばれ、ぼくもがんばる。
楓さんは工業用ロボットのデモですら大喜びの大満足のようでしたが
一番喜んでたのは、ドームを出たときの海風。
けっこう強く、ビュンビュン吹いていたのがなんか楽しかったらしく
両手を広げてぼくと相方の間を、キャッキャキャッキャ言いながら
それこそフラフラになるまで何往復もしていました。
※1…AT(アシストタイム)機
最近のパチスロの主流のひとつ。 通常揃わない小役の押し順を
完全アシストしてくれる機能がついていて、これが何ゲームも
続くとすごいことになるのです。20万も40万も勝てるのです。
ちなみに、その分投資リスクも高いのでぼくはあんまし打ちません。
※2…ゴルゴ・チャンス
ゴルゴ13におけるATの呼び名。1回につき100前後増えまして
最大100連チャン。でもゲーセンじゃあねえ。
ちなみにぼくの知り合いはこれで大勝ちしておりました。
それでもぼくは打たんよ。やっぱ7揃えるほうが楽しいから。
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