その114 「しんかんせん?

花見に行った。寒かった。人が多かった。以上。
やはり、ポカポカした陽気の中、だれもいないところで、
ひっそりと咲いている、幻のような桜を眺めながら、
お茶を飲み、お団子を食べ、スケッチして、少し眠って、帰ってくる、
みたいな花見ってのは不可能なのかもしれない。
にしても寒かった。楓さんは家に帰っても鼻水ズルズル。ちょっと心配。

帰り道、まだまだ公園で遊びたいという楓さんを無理矢理
連れて帰ってきたのがなんだか申し訳なかったので
晩ご飯の買い物のあとに、サンリオショップに行った。
サンリオショップに行った、サンリオショップに行きたかった、のです。
実はサンリオにいる“しんかんせん”というキャラに夢中なのです。
しじょうに(江戸っ子)かわいいのです、しんかんせん。
キティちゃんとかクリリンちゃんとかいかにもなキャラの中で
新幹線をモチーフにキャラクター展開しようとした心意気、感動します。
きっと小さな男の子をターゲットにしたんだろうと、
男の子をマーケットに取り込もうとしたんでしょうけど、
今年で32才のわたくし、まんまとつかまってしまいました。
ふつう乗り物だったらかっこいいデザインにしてしまうだろうに
さすがはサンリオ、女の子でも全然オッケーな非常にかわいい
デザインに仕上げているところがファンタジスタです。泣けてきます。

今日はしんかんせんのケースに、入るだけチョコを入れて300円、
ってやつを買いました。チョコは楓さんがほとんど食べてしまいました。
でもいいです。しんかんせんのケースが残ってますから。
こんどはしんかんせんのガラス製のマグカップほしいなあ。
あれでコーラ飲んだらおいしいよ、って俺一体いくつやねん…