その112 「閑古鳥青い鳥

なぜだかわかりませぬが(いやなんとなくはわかっている)
毎年三月は、財政がいきなりレッドゾーンで始まり
春分の日頃には死にかけております。(いや毎月のような気がする)
しかしそのような時に限って大博打をしかけたくなり
そしてこちらがお店に出血大サービスしてさいばらりえぞうのまんがのように
のたれ死にしてしまうのです。

それでもチャレンジャーなぼくは、大蔵大臣に「ちゃんと使うんですよ」
ともらった床屋代とバスカード代を握りしめいざ娯楽の殿堂へ。
(まるでお使いに行って駄菓子屋で燃え尽きるこどものようだ)
明日は明日の風が吹くさなんてお気楽な気持ちで店に入ったのだが…
お客が、少ない。だ、大丈夫だろうか。
お客の少ないパチンコ屋で勝負するのはしじょうに(江戸っ子)勇気がいる。
お客がたくさんいて、たくさん出ているお店なら
俺もやったるでぇとなるのだが(これがいかんのです、負けの素)
なにせ出てない。お店の中を3周ほどするも常連らしき人たちが
手堅く出してるだけで(そういや昔はぼくも常連)あとはさっぱり。
ぼくの大好きな大花火(パチスロです)はだれも打ってない。う〜む。
ちょっと帰ろうと思ったが、なんか少ない店でそんまま出ていくのも
さみしいなあと思ってしまったので(これもいかんのです、明日の素負けの素)
適当にデータ見つつ(これがまたあまりよくなかった)
だれもいない大花火に座ったのだが…

千円で引いてしまった!しかも連チャンにつぐ連チャン!!
だれもいないシマでひとりバカスカ出す俺。
気がつくと後ろでばあちゃんが見学中。またシマにもひとがチラホラ。
お店の人にも「兄ちゃんようでるねえ」といわれてしまった。
閑散とした店でひとり出しまくるのもけっこうつらいものがありますが…
結局かなり優秀な子だったようで1時間あまりで3700枚程出た模様。
その後すこし突っ込みましたが等価交換だったのでウハウハで帰りましたとさ。

今年の春分の日は満開の桜とともに爽やかに迎えられそうだ。
バイオと鉄拳4とファイヤーエムブレムとチェブラーシカのDVD
買っちゃったって平気だもんね。
そういや近所の店、今日新台入れ替えでしたな、ムフフ。
そしてまた、こうやってまた、つかの間の春なのかもしれません。