いちおう説明しておきますと
パルプンテというのはドラクエに出てくる呪文で
唱えてみるまで何が起こるかわからない
かなりヤクザな呪文です

そして、ぼくの日常もそんな感じだったりします

3月28日更新

その277 「ナンバーワンはミラクル

次は白のジェッソと黒のジェッソだけで描きたい気分。

いとへんのある大阪の本庄西というところは、すぐ側に小学校があって
定食屋さんやら金物屋さんやらある下町風情のある場所でして
子ども連れのぼくは梅田やらなんばやらに出かけるのが面倒くさく
スタッフのK氏にこの辺でおいしいお好み焼き屋さんありませんかと
聞いたところ、近所のナンバーワンというお店を教えてもらった。

陽も暮れて家族三人大阪の下町をとぼとぼ歩いていくとナンバーワン発見。
繁華街の高級お好み焼き屋の対極にある、というかうちの近所にもありそうな
お好み焼き屋さんでありました。
中に入ると御年配のお客さんばかりで緊張する。
お店はおっちゃんおばちゃんの二人で切り盛りしておられた。
まあ、不味いことはなかろうと、ぶた玉・コーンチーズ玉・モダン焼きを注文。
大阪のおばちゃん、いや、おばはんというべきか、は
なんかすごい勢いのあるイメージで楓さんビビって泣きやしないかと
少々心配したりしましたが、とても親切で優しい方だったので一安心。
目の前で焼いてくれるので楓さんは大喜び。
お好み焼きはとてもおいしかったです。
めでたしめでたし…
と、ここで話を終えたい所でしたがここからがビビった。
ぼくらが食してると、おばあちゃんが来店。
なにも言わずに隣に座ると関西弁で一言、「いつもの」。
お店のおばちゃんも「はいよ」と一言。
お好み焼き屋でいつものと頼むばあさんのシュールさにクラクラしてると
隣のよっぱらったおっちゃんは、何度も何度も財布を落とし、
そのつど連れのおばちゃんに突っ込まれていた。
帰り際に「かわいい子やねえ」と楓さんに話し掛け、また財布を落とし
「落ちましたよ」とぼくが声を掛けたら
「また落としよる、もうしらんで」と突っ込まれる。
ここはNGKかと思う。
楓さんは懐かしのオリオン・コーララムネをもらってました。
あとでいとへんのスタッフに報告するとあの辺りはお年寄りが
多く住む地区らしい。
どうりて、昭和の空気のままなのか。
いや〜、繁華街のお好み焼き屋では絶対味わえない大阪を堪能させて頂きました。
じゃりん子チエちゃんの世界のようだった。
もう、ローカルエリア万歳ですな。
いろいろ創作意欲をかき立てられた地、大阪。
またナンバーワンのお好み焼き食べに行きたいです。
 

 

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