12冊目 「Gaspard `a l'ho^pital
      ANNE GUTMAN 文
      GEORUG HALLENSLEBEN 絵
      HACHETTE社

この絵本に出会ったのが今から2年前の冬
丸善って本屋が毎年やってるせかいの絵本展って催しで
そこのフランス語絵本コーナーの奥の方で発見!!
英語も苦手なぼくがフランス語を読めるわけがありませんが
背表紙がきれいだったので、ちょっと手にとってみたところ
白と黒のうさぎのようないきものがひょっこり顔をだしました。
そのあまりのかわいさにぼくはそこにあった5冊すべてを
手に持って家の大蔵大臣のもとへ直行、追加予算を請求します。
大臣もいたく気に入ったようで即通過となりました。

ということで今年から日本語版も出版されて、ますます元気な
リサとガスパールシリーズでぼくがもっとも好きなやつがこれ。
この作品、オリジナルはフランス語でまだ日本語に
訳されてないんで、くわしい話はぼくもよくわかってないんだけど…
(おいおい、それでいいのか!?…それでいいのだ!!)
とにかく黒のガスパールくんが困ったことに手術をうけることに
なっちゃうんですが、手術中にみた夢は…
と、絵から察するにそんなお話だと思います、きっと。(笑)

この作品では出てきませんがリサもなかなかのおちゃめさんで
ふたりそろうとそりゃもう大騒ぎ、ほんとにカワイイんですよ。
そんなリサとガスパールシリーズは現在フランス語版で
オリジナルシリーズ9冊、小さい子にものを教えたりするのに使う
認識絵本として3冊出版されています。
そのなかから4冊ほどはすでに日本語版済み
(石津ちひろさんの訳でブロンズ新社から)
これからもぞくぞく出版予定だそうです。
とはいえぼくのほうは、丸善の洋書絵本担当のお姉さんに
リサとガスパールの新作がでたらすぐ連絡ください
と、お願いしてるのでフランス版・てきとうオレ翻訳で
読むことになりそうです。

しかし、苦手だわかんないなどといいながら6年間も
英語を勉強させられたんで、単語は意外と覚えてて
それがけっこうフランス語にも通じるようで
それに絵をプラスすると結構読めるもんだな
な〜んて思ったりなんかしちゃったりして。(広川太一郎風)

<おまけ>
もっともっと詳しく知りたい方は、白泉社が出してる雑誌
MOE2001年4月号で特集してあるのでこちらを是非!!