10冊目 「ごろごろ にゃーん」
      長 新太  作・画
      福音館書店

でました。
長さんの登場です。
この人がいなかったら、ぼくは絵本の素晴らしさに
気付かなかったでしょう、ありがとう、長さん!!

ということで、そのきっかけになったキャベツくんに
しようかと思ったんだけど、せっかくだから
うちにある長さんの作品読み直してみようと思い
床に長さんの作品を並べてみました。

いやあ、かなりすごいね。
本屋さんも図書館も絵本は背中を向けてギッチギチなので
なかなか気付かないんだけど、こりゃ壮観ですな。
こんどほかのでもやってみよう。

またもや横道に逸れそうになってきたのでそろそろ本題に。
長さんの、ピンクや黄色やオレンジの絵本のなかで
ちょっと地味な印象の「ごろごろにゃーん」。
しかし中身は長新太、それもかなりの傑作の部類ではないかと。
文章はシンプル、あとは絵で魅せる。

う〜ん、このぐらいにしとこうかな。
長さんの作品をいろいろ理由をつけたり、比較したりして
その素晴らしさを伝えてみてもいいんだけど
長さんの良さってのは、なんだかよくわからないところ
理由のないところが肝のような気がします。
ナンセンス作家なんていわれてるけど
ほんとはかなりハイセンスですよ、これは。
そして、そこんとこを、気負うこともなくサラッとやってる(と思う)
長新太は、ほんとにほんとに天才だってことです。

<本音>
正直申しますと、長さんの素晴らしさを伝えるだけのことばを
ぼくの方が持ち合わせていなかったのでした、再び合掌…