1冊目 「おきにいり」
      田中 清代 作
      ひさかたチャイルド

1回目はやはり一番好きな絵本のこと 書こうかなと思ったんですけど
どれが一番って決めるのはなかなか難しい。
とくに決めようとも思ってないけどね。
絵本全部好きです、○○社のテレビ絵本なんかでも全然オッケー!!
ということで今回はぼくが今、一番新作を楽しみにしている作家さんの
なかでも今ん所いちばん好きな作品を紹介します。

で、「おきにいり」
どんなお話か、かんたんに簡単に説明しますと
主人公のたむくんがおかあさんの作ってくれたおきにいりの青いさかなの
きぐるみきて幼稚園(保育園かも)に行くというお話です。
そんだけ、そんだけなんだけどすごく好き、なんかいいんだよねえ。
いや、ほんとはそんだけじゃないんだけど…
きぐるみを通していつもとちょびっと違うせかいを楽しんでるたむくんを
後ろからニコニコ見てるって感じですかね、ぼくの場合。
もう何度も読んでるんで 、たむくんのワクワク感も
おきにいりを作ってくれたおかあさんも、小川にいるざりがにのことも
がみがみじいさんちのサボテンやちょっとちぎれてるようにみえるミミズのこと
本には出てこないけどたむくんのおとうさんはどんなひとなんだろう?
なんてことまでほんといろいろ楽しませてもらったんですが
それでも何度も読んじゃうのは、たむくんの幼稚園までの道が
ぼくの散歩道になったからじゃないかと思います。
きっとそうです。

それじゃ、また散歩にでもいきますか。