第17回 「絵の魅力」

うまいなあ、と思う絵、けっこうあります。
プロ・アマチュアを問わずほんとに上手い絵描くひとがいます。
上手いっていうだけで感心してしまいます。

すごいなあ、と思う絵もけっこうあります。
めちゃくちゃ細かかったり、とんでもなく下手だったりと様々ですが
その絵に込められた情念、のようなものの迫力に圧倒されてしまいます。

すてきだなあ、と思う絵、これまたけっこうにあります。
憧れのような、恋のような、なんとも言えない感じです。
描いた人に惚れてる場合も多いです。

つらいなあ、と思う絵にたまあに出会います。
上手い・下手ではなくて、つらいんです。
哀しさ・寂しさではなくて、つらいんです。

プロだなあ、と思う絵に出会うこともあります。
うまくいえませんが、伝えること、をちゃんと考えてある気がします。
媚びるんではなく、押し付けるのでもなく。

ほかにも、哀しい絵、笑える絵、つまらん絵、静かな絵、などなど
絵の魅力なんて言われても困ってしまいますな。
ただ、 上手い・下手を越えたところの感動、
てのが絵にはあります。
ほとんど直感で感じてしまいますし、けっこう気まぐれのようですが
それはたしかにあるようで、そんなところが好きな気がします。