第14回 「芸術は…」

爆発、かどうか、正直よくわかりません。
独学で絵を描いてるのでちょっと自信がなかったりして…

などと描きはじめたころに、ちゃんと絵の教育をうけてきた人や
プロの絵描きさんに会うと、なんだかこっぱずかしい気がしてたけど
最近はそうでもない、けっこう大丈夫。
それどころか、なんだか“ことば”に抱いてる疑問、のようなものを
アートってことばにも持つようになってしまった、こまったことに。
なんかね、だまされてる、って感じ。
危ういな、曖昧だな、嘘臭いな、などなどetc…。

4〜5年前、急に絵が描きたくなって描きはじめて
そういえば小さい頃はよく落書きしてたなあなんて思いながら
教科書で見てた名画の本物ってどんなんだろ?と新婚旅行で
パリやスイスに見に行ったり、そうこうしてるうちに
誰かにもぼくの絵みせたいな、なんて思って公募にだしたり
個展やってみたりしてみるうちになんとなくね
好きだな・素敵だな・うれしいな・ありがとう、なんてことや
嫌いだな・つらいな・かなしいな・このやろう、と思うことはあっても
これがアートだあ、なんて思うことなかったもんなあ(笑)。

なんだろね、ようわからん。
考え過ぎ、考え過ぎだきっと。
でも考えるの好きだもんな、滑車を回るハムスターのように
ぐるぐる回って目まわすこともあるけどそれもまた楽し。
芸術かどうか、ようわかりませんが、絵はけっこう素直なようなので
そんな素直で素敵な作品とその親にたくさん出会えるといいな
なんてことは良く思います。
芸術は爆発でも爆笑でもなんでもいいね、べつに。
好き勝手に参りませう。
オキラク、ゴクラク…