第3回 「ところで絵本って?」

なんでしょうかね、絵本って?
絵のついた本、文章のついた絵、どうなんでしょうね?
字のない絵本、なんてのもありますね。
文章として完成しているのであれば
それは物語の挿し絵なんじゃないかしら?
詩画集、とも違うしなあ。
図鑑絵本なんてジャンルもありますもんねえ。
マンガ絵本なんてのもあったりして…

考えててもきりないですね、まったく。

とにかく、あれだけの数出てるんですから
絵本のスタイルも星の数ほどあってもおかしくないですね。
いろいろあったほうが楽しいし。

ただ、ときどき「これぞ絵本だあ!」てものに
出会うことがあるんですよ、確かに。
それはどんなのかっていうと…
例えばね、なんだかへんてこな文章、不可解な話。
絵の方も、けっして上手くない
もしくは、上手いんだけどアクが強い、きれいじゃない絵。
ともに学校の授業だったら20点位しかもらえそうにない。
20点と20点、ふつうだったら40点のはずがそうじゃない。
絵本にすることによって足し算がかけ算になってしまう。
20×20で400点!もう夢中!!

そんな絵本に出会った時のうれしさ、気持ちよさといったら…
これは映画や小説にはない絵本の魅力のひとつのような気がします。


<おまけ>
しかし、ほんとはそんなことどうでもよかったりして。
ぼくがいいな、と思ったものの多くが たまたま絵本だっただけですよ。
いろいろ考えるのめちゃめちゃ楽しいですけどね。
しかし考え過ぎはいかん、考えるより感じろってことで。