第2回 「声を出して読む」

なかなか音読するなんて機会は、普段そうはありません。
こどもに読み聞かせるお母さんか
国語の時間に朗読させられる学生さんくらいじゃないかな。
駅のホームで新聞音読してるおっさんなんかいても恐いしね。

でもね、絵本って、絵本の文章って、
音読されることを想定して書かれているような気がします。
ていうか、黙読してるだけじゃもったいないです。

大きな声を出して読む。
けっこう気持ちいい、なんか不思議な感じ。
同じ文章なのに、全然違う印象になったりして。

ためしに、絵本以外でも試してみる。
毎週買っている週刊ファミ通でやってみる。
…違った意味で面白い、かなりまぬけだ。
新聞でやってみる
…ニュースでした。
マンガでやってみる。
…声優になりたい人の気持ちがわかった、意外と楽しい。

でも、やっぱり音読は絵本が一番いい。
これはきっと、読む側の力も必要なんだと思うけど
文章のリズムと絵のリズムがうまいことシンクロすると
かなり気持ちいいです、ほろ酔い気分。
たまにシンクロ率400%で頭ん中が大暴走、二日酔い。
う〜ん、禁酒したい人、絵本なんてどうでしょう?
(ちなみにぼくはあんまし飲めません)

しかし、面白かったなあ、音読実験。
流行らないかなあ、音読ブーム。