第1回 「どうして絵本を好きになったんだろうか」

と、書きだしてみたものの
うわっ、こんなこっぱずかしいテーマでなんか書けません。
どうして好きになったか?そんなもん知りません。
どうしてもです、以上、さいならっ。

てわけにもいきませんね、はい、ちゃんと書きます。

ぼくは本読むの嫌いでしたね、小さい頃から、めんどくさくて。
だから読書の時間しんどくてね、しょうがないから
画集とか図鑑とか、そして絵本なんか眺めて過ごしてました。
そうそう、読書感想画なんかも大変でした。
あれはもう感想画ではないですね、タイトルみて想像して描く。
読書想像画。
銀河鉄道の夜なんか銀河鉄道999のようになってたような…

ということで、ちっちゃなころから悪ガキで…じゃなくて
絵本好きとか絵本作家になりたいと 思ってたわけではありません。
絵本とちゃんとつき合うようになったのは20代に入ってからでしょうか。
なんか女の子にプレゼントするのにオシャレなものないかな
なんて思いまして、絵のきれいな洋書絵本なんか見るようになって
そのうち自分でも買うようになってたのかな。
やはり若い男なんてものはモテモテになるために生きてるもんです。

この時点では、絵本というよりも画集って感じで集めてました。
じゃ、どこでこんなに好きになったんだろう?
あいかわらず、本読むのはめんどくさくてパラパラ読む程度だったんですが
ある日、あんまり暇すぎたぼくは、ぼ〜っと絵本を眺めてました。
で、気付いちゃったんです、へんな文章に。
読んでたのはね、「キャベツくん」。長新太です。
今思うとね、文の魅力もわからんまま長さんの絵本買ってたってことの方が
すごいなって気がしますが…

そこからはもう凄いスピードで絵本に夢中になりましたね。
読むだけじゃなくて、作ってみたくなったりもして。
そんなこんなでWEBまで立ち上げてしまいましたとさ、おしまい。
じゃなくて、続きます。死ぬまで絵本といっしょです。

<おまけ>
長さんで絵本に目覚めたんで目指せ長新太、などと思ったりもしたんですけど
天才すぎて参考にならんかも…と、しばらくして気付きましたとさ、合掌。