鯉太郎に恋いするための『マイ笹目BOX』 大源太郎氏の場合

1『目玉おやじ』 笹目攻略の定番フライ。マッディーウォーターのなかでも良く目立ち大ハズシはない。フックに対して大きめに仕上げるのがポイント。
2『まっくろ黒助』  目玉おやじにスレてきた時に威力を発揮する。やはり大きめにドレッシングし、フワッと仕上げるのがポイント。黒は自然界の中ではかなり派手な色であることを再認識したい。
3『笹目グルテン』  活性が低い時、仲間が一斉に目玉おやじを使っている時などに効果絶大。ブライトカラーのラビットファーをたっぷり巻付けブラッシュアウトする。水中での『とろけ感』が肝のフライ。作者もこれで自己最高の78cmを捕っている。
4『MSC・SP』 保険の1本。白系に飽きた鯉太郎にはニンフの大定番であるこいつが効く。もはや解説は不要であろう。ヘラやマブを狙う時にも欠かせない1本である。

(注)フックは全てヘビーワイヤのTMC#3769を使用。
鯉太郎のトルクフルな突っ込みにはヤワなフックでは太刀打ちできない。

管理人の寸評
ひとみちゃんをはじめ、第四学区(東京在住ならわかるかな)アングラーの間で人気の高い、笹目スポット。そこを攻略するためのフライを無駄なくタイイングする大源太郎氏。裏を返せば鯉ごときにこれ以上のフライはいらん!、というところか。世捨て人はこの6コンパートメントフライボックスに程なくフライを詰め、二日酔いで出撃不可の夕方や、お金のない時に大物を狙う、あくまでも大物釣り師。

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