☆士林夜市

 台湾に来てレストランで飯を食うのはバカのすること、というのが私の持論です。屋台を初めとしたB・C食三昧こそが台湾旅行の魅力。確かに日本よりは安いかもしれませんが、それでも日本にもあるような小綺麗な店で小綺麗な料理ばかり食っていたのでは旅行のおもしろさも半減です。
 MRT劍潭駅を下りてすぐ広がっているのが士林夜市。ベタですが、ここの屋台の味を体験せずして台湾に来たと思うなかれ。駅を出て左に広がる美食廣場は、屋台街とはいえ座って食べるためのテーブル席も十分にあり、女性でも利用しやすい環境です。
 

 まず食べたいのが、入ってすぐのところにある、大人の顔ほどの大きさのあるフライドチキンを売るお店。列ができているのですぐ分かると思います。
 写真撮るのを忘れたのが悔やまれるのですが、本当に大人の顔ほどの大きさです。それで45元。そんなに油っぽくなく、ちょいピリ辛な味付けなので、ぺろりと食べられてしまいます。骨も肉の大きさに比べて小さく、ケンタぐらい。ただ、手がベタベタになるのは覚悟してください。

 ご飯ものも食べたいとなれば、もう少し奥のお店に行くとおかずとご飯という組み合わせで食事をとることもできます。なんか、「アジアを満喫してる」という気分に浸れます。
 魯肉飯と蚵仔煎と愛玉入りのジュースで100元。さっきのチキンと合わせて、\500でお腹ポンポンです。

   

 あと、個人的に忘れられないのがスイカジュース。日本のスイカと違って瓜臭くないので、ジュースにしてもさらりとして飲みやすく、歩き疲れて喉が渇いたときに飲むとかなり回復します。日本でいうところのMサイズのカップになみなみ入って30元です。

☆フードコート

 屋台はやっぱり衛生面が気になるし、もうちょっと落ち着いて食事がしたい。でもB食な雰囲気は味わいたい。そんな方にはショッピングモールに併設のフードコートがお薦め。
 特に台北101の地下にあるフードコートは、きれいで席数も多いし、いろいろな料理が揃っています。後片付けも係の人がやってくれます。
 骨付き蒸し鶏の定食(ちょっと味の付いたタイ米のご飯と、野菜の炒め物、スープ付き)とパパイヤミルクで合計200元。

☆冰館

 永康街にあるかき氷の有名店。ここのジャンボマンゴーかき氷は外せません。今回も暑い中、中正紀念堂から永康街までてくてく歩いて行きました。
 このボリュームで150元は格安だと思います。何よりマンゴーの果肉がゴロゴロ入っているのがすごい。日本で食べたら安く見積もっても\1200はするでしょう。
 これを男二人で、右と左から突っついて食べました。……美味しかったですが、何か?

   

駅弁

 台湾には便當というものがあります。要は弁当です。日本統治時代に導入されて、いつしか台湾の食文化に定着して当てる字も変わったようです。
 台北駅の売店では駅弁を売っています。官製の弁当で、日本とは違って保温されて売られています。値段は60元。今のパッケージは台湾新幹線です。今回は食えなかったので、中の写真は3年前のものです(多分変わってないと思うのですが)。鶏肉が食欲をそそる甘辛さで、激ウマです。

   

ペットボトル・缶ビール・スナック

 ペットボトルは600mlが基本です。僕が好きなのは台湾緑茶。ほのかに甘いんですがさっぱりしていて、蒸し暑い台北の気候にぴったりです。日本でも売り出せばいいのにと思います。値段は20元。
 台湾ビールは青島ビールと同じく薄いです。ハイネケン並みの薄さ。水みたいに飲めます。
 スナック菓子は、時折妙な味のものを売っていますが、特段不味くはないです。どちらかといえば、海苔巻き味のスナックが売り出されるぐらいに海苔巻きが台湾では一般化されているということの方に感心してしまいます。

      

ペットボトル・缶ビール・スナック

 台北では和民がフランチャイズ展開をしており、市内に何店か店舗があって、台北車站(中央駅)にはでっかい広告が出ていたりします。そのうちの一店、西門店に行ってきました。
 店内に入ると「いらっしゃいませ」と若干たどたどしい日本語で店員が迎えてくれます。「異国情緒」をアピールするつもりなのでしょう。店内の設えは日本の和民とほぼ一緒。客層もほぼ日本と一緒か、より若い人が多い感じ。若い女の子同士なんて姿も見かけました。

    

 比較したわけでありませんが、メニューは日本とほとんど変わらないと思います。値段はちょっと安いぐらい(ということは、台湾の物価からすればかなり高いということになります)。
 心なしかボリュームがあって、そして確実に日本より料理は美味しかったです。基本的に海外にある日本のチェーン店には入らないことにしているのですが、こうした発見もあるのでなかなか侮れないようです。

ペットボトル・缶ビール・スナック

 結局入らなかったので味を試すことはできなかったのですが、回転寿司店がそこかしこにあります。中でも面白いのが、妙にハロプロみたいなアイドルを前面に押し出した看板のチェーン店。見た感じ店自体は普通の回転寿司の店以外の何物でもないのですが、なぜか看板は萌っぽい。日本では間違ってもこういうことはしないと思うのですが、変な風にジャパンカルチャーが融合してしまった結果なのかもしれません。

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