☆東京駅にて

@               A           B

@この電光掲示が消える日もそう遠くはないのでしょう。
A機関車の連結作業。土曜日ということもあるのでしょう、「銀河」最後の週末ほどではありませんでしたが、写真を撮るのは一苦労でした。
B連結完了。旅の準備は整いました。

☆外観及び車内

@             A             B            C

@12号車後部より併結の「富士」のヘッドマーク。
A1号車前部の「はやぶさ」のヘッドマーク。
BCそれぞれの方向幕。9号車の表示がおざなりな手書きなのが泣かせます。

D              E            F            G

DE開放B寝台下段を通路側と窓側から。九州所属車両で、モケットがいわゆるソニック柄でした。
F同じく上段。
Gカーテンを閉め切るとこんな感じです。

H             I            J             K

H通路の椅子。書き物に疲れると、こちらに座って車窓から外をぼんやり眺めていました。
Iトイレは和式。きれいで使いやすかったです。ちゃんとトイレットペーパーの先が三角に折ってあるのが泣かせます。
J洗面台。石鹸、コップは備え付け。ひげそり用のコンセントもあります。流しの間に痰受けがあるのが時代を感じさせます。
K窓から覗いたシングルDX室内。この狭さで「サンライズ」のものと同じ名称・料金というのはさすがにボッタの誹りを免れないでしょう。

☆車内にて

@             A             B

@熊本までの食料その他。とにかく夜が長いので酒を充実させました。温くなってもいいようにと、生まれて初めてカップ酒なんてものを購入。そこそこ飲めました。
A翌朝になると車内販売が入るのですが、せっかくなのでモーニングコーヒーを購入。ちゃんと豆から入れてあるようなのですが、あまりにも薄いのにビックリしました。
B腹這いになって向かいの寝台を見たら、ちょうど座ると死角になる位置にこんなものが置いてありました。まさか「ヤツ」が出るんじゃなかろうかと不安になりました。

 長い長い車内では、基本的にずっと書き物をしていました。買ったものの未読の小説やマンガを読むのもありかと思ったのですが、睡眠時間を差し引いても10時間あまりというまとまった時間がせっかくあるのだから、小説を書こうと思い、原稿用紙とペンを持ち込み、せっせと下手くそな文章を綴っておりました。当日の成果の一部をCREATE SIDEにアップしております。

 当日のお向かいさんは、僕と同じ年頃のお母さんと、幼稚園の年長さんと2歳ぐらいとおぼしき男の子2人という親子連れ。お母さんの遅い夏休みに、お子さんをブルートレインに乗せて門司の実家に帰省するとのことでした。お父さんは仕事でお留守番。僕は賑やかなのは全く気にしないので、珍しい寝台車にはしゃぐ子供の姿を微笑ましく見ていました。
 自分にもこんな子供がいてもおかしくないんだよなあ、などと柄にもなく神妙な気分になってみたり。

 25時過ぎ着の京都ぐらいまで起きていようかと思ったのですが、21時には照明が落とされ、車内放送もなくなってしまいました。そうなると全体的におやすみモードとなり、お向かいの坊やたちもねんねの時間。なので僕もカーテンを閉め、読書灯を頼りに書き物を続けたのですが、さすがに疲れるので、ショートストーリーを一本脱稿したのを期に、日付が変わる前に寝てしまいました。

☆車窓より

@             A

@瀬戸内海に昇る朝日。下松付近だったと思います。
A宇部を過ぎたあたりだったと思います、見事な田園風景。

☆下関駅にて

@             A             B

@門司駅では関門トンネルを越えるために機関車の交換が行われます。「富士」「はやぶさ」併記のヘッドマークを冠したEF66とはここでお別れ。
A「はやぶさ」のヘッドマークがここで初めてはっきりとお目見えです。
B門司までEF81に牽引されます。

☆門司駅にて

@             A             B

@AEF81は一駅でお別れ。「はやぶさ」単独のヘッドマークを冠したED76が牽引します。
B接続作業。作業員の方も毎日カメコに囲まれて作業するのですから、大変でしょう。

☆小倉駅にて

@             A             B

@小倉到着時点で約7分の遅れ。そのために4分の待ち合わせを行って博多行きの「ソニック」を先発させることに。これはチャンスとデジカメをつかんで反対ホームへ猛ダッシュ。ダイヤ上はありえないソニックと「はやぶさ」のツーショットをゲット。
Aその反対番線には旧国鉄色の415系が待機。常磐線沿線に住んでいた僕は、物心ついてすぐの頃によく見ていた電車は、エメラルドグリーンの103系と旧国鉄色の415系でした。懐かしい光景です。
B実はこの電車、海を越えてUSAへ向かう……なんてバカなことはなく、宇佐行きです。ありがちなネタではありますが。

 結局小倉駅発車はダイヤより12分遅れだったのですが、熊本着は定刻通り。小倉〜博多がダイヤ調整の区間になっているようです。

☆熊本駅にて

@             A

@A長旅お疲れ様でした。いつまでもその雄姿を日本の鉄道史に残してもらいたいと思います。

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