近況報告(2024/01/03)
令和6年の年明けとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 私ども夫婦、なかせよしみ&砂虫隼(本名:大石)は元気に過ごしています。
まず、ご報告しなければならないのは、私の父、大石英雄(ふさお)が昨年末の12月20日に急逝しましたこと。実は8月頃より具合を悪くして入院していたのですが、一時期は快方に向かって「年内の退院」を目処にリハビリに入っていたものの、12月に入ってから病状が変化した末の急死でした。おそらく本人が一番予期していなかった展開と思われますが、改めて考えると齢90歳の大往生でしたので、私自身はかなり冷静に受け止めています。
そんなわけで、本年の元旦の挨拶は控えさせていただきました。どうぞご了承ください。
昨年はなかせも砂虫もあいかわらずマンガ制作の日々を過ごさせていただきましたが、一つ大きな変化は砂虫が昨年から今年にかけて、1年度限りですが、母校の県立高校の教職に戻ったこと。ただいま、非常勤講師として週一で「マンガ表現」を教える授業で教鞭をとっています。このサイクルが生活に入ったことと、授業用の資料作成のために、砂虫のマンガ制作が幾分圧迫されましたが、一応、新刊の発刊ペースは維持できました。
イベントへの参加はなかせの「まるちぷるCAFE」も砂虫の「乱痴気事虫所」もまだ東京で開催のイベントに限定している状況ですが、そろそろ他の地方開催イベントへの参加を視野に入れてもいいのではないかと考え始めている頃合いです。
一方で、作品の電子配信活動の方は好調なペースすすめており、一昨年はじめました、配信代行のBLIC出版経由での111ストアへの登録が全作品で完了しました。その一方で私自身では自主配信しか作品登録ができないストアも全て網羅している状態もあいまって、おそらく私たち夫婦は現在「国内で最も多くの電子ストアにて作品を配信している作家」になっているのではないかと思われます。
作品の内容の変化としては、昨年よりなかせは新たに「小論文マンガ」と呼ぶ作風への取り組みをはじめました。これは様々なテーマに直接切り込み、ストーリー作りやキャラ作りは二の次にしてテーマにまつわる情報や論理思考をマンガでわかりやすく伝達することを主眼においた作品群です。
主にツイッター(現X)とKindle無料マンガ(インディーズ)での公開を目的としました作品群ですが、11月に公開しました「原爆はなぜ日本に落とされたか」は試しに集英社のマンガ投稿サイト「ジャンプ・ルーキー!」に登録してみたところ、デイリーランキングで一時期「4位」に食い込むほどの好評を得ることができ、また、あとがきを加えて印刷した紙冊子を頒布したコミティアとコミケでは予想を大きく上回る販売となりました。
作品は現在も「ジャンプ・ルーキー!」で無料購読できますので、興味のある方は一読ください。「小論文マンガ」は今年もいくつかのテーマで発表したいと思っていますので、よろしければご注視願います。
では、本年も皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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