省エネルギー、自然素材、建築リユースへの取り組み
|
*吉永建築デザインスタジオ開設の前年1996年に出版された『住まいの複合汚染―アトピー、アレルギーから発ガンまで』(出版社:三一書房、著者:能登 春男,能登 あきこ)に衝撃を受け、わたしたちは事務所スタート時より自然素材・健康素材と予算や耐久性とのバランスを実例を通して検討してまいりました。
当初は材料費が高いことや耐久性が低いなどの事情から、一部のご理解のある建て主様のケースのみの採用でした。国が「シックハウス」対策に本格的に取り組み始めた5、6年から法律の整備とともに住まい手の意識の高まりと製品のローコスト化から採用しやすくなってきています。
*太陽光の活用については安価な太陽熱温水器と近年、対費用効果がアップしてきた太陽光発電の採用にも取り組んでおります。
*価値がありながら十分活用されていない建築、特に戦後つくられた団地、社宅などのリユースに取り組んでいます。
|
|
 |
無垢フローリングの採用
なにしろ足触りがよい。ご家族の歴史とともに経年変化で表情に深みが出てまいります。 |
|
 |
調湿、消臭性をもつ自然由来の内装材の採用
火山灰由来のビーナスコート、ホタテ貝由来のチャフウォールなど。特に梅雨時の湿気、冬の結露対策に効果がある。 |
|
 |
断熱、遮熱への配慮
外断熱、ペアガラスなど断熱と、遮熱シート、Low-eガラスなど遮熱を予算とバランスを取りながら配慮する。
|
|
 |
自然空調の工夫
夏には涼しい空気の流れ、冬には日射の取り入れ方蓄熱の仕方を工夫し、エアコンの使用を減らす。
|
|
 |
太陽光の活用
太陽熱温水器の設置をすすめております。仕組みがシンプルで補助金などもあり対費用効果が高いことが魅力です。夏季はほとんどガスなど使う必要がなく、冬季においても天気がよければわずかな沸かし直しで給湯できます。
太陽光発電についても製品の向上に加え、売電の範囲を広がるなど対費用効果の面でグッとハードルが低くなってまいりました。 |
|
 |
建物リユースへの取り組み
価値がありながら十分活用されていない建築、特に戦後つくられた団地、社宅などのリユースに取り組んでいます。
リノベーションによるハード面の取り組みのほか、イベントを通じて広く一般にその価値を再発見してもらう活動も行っています。
|