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 井原山  アンの滝の桜           晴れ               2009−03/26

 井原山に登るたび、アンの滝の前の山桜を見て何時か花の季節にと想っていたのがようやく実現した。
 
 工房で作業を始めていると、明るい日差しの中、山肌のあちこちに淡いピンク色がポツポツと。今日は仕事する段ではないと登山靴に履き替えて井原山登山口へ。すでに車が3台。時間はと見ると10時過ぎ。軽く準備運動をして登山開始。冬の登山と違って登山路脇には草花があちらこちら花を開いている。パチリパチリとしながら登っていくとやがてアンの滝が。


満開の山桜を期待していたのだが、谷筋に生えているせいか、三分咲き程度であった。満開だったら、ここでおにぎりを食べて昼寝して帰るつもりだったが、ちょっと物足りない。やむなく山頂まで登ることにした。山頂はすでに6〜7人程が寛いでいる。時間はと見ると、1時少し前。ちょっと遅いようだ。


天気は良いし、ぽかぽかの日差しの中でちょっと一眠りしたいところだが、仕事をほっぽり出して来ているのだ。おにぎりをほおばった後早々に下山。
 下山途中の大岩にちょっと気になる物を見つけた。以前から目にはしていたのだが、今回パチリとしてみた。

 この岩の中心を拡大すると    

岩に直径2cm程の真鍮の鋲を埋め込んであるのだ。+と「引照点」とある。調べてみると 

「中心杭や役杭が工事のため除去されるか埋没される恐れのある場合、あとでこの点が求められるように、この点で交わる2直線上にそれぞれ2点を求めておく。これらの点を引照点という。
近年では、境界点の復元等のため引照点についても座標化し、土地境界図や道路区域標示図等にその成果を記載することが一般的である」

要するに測量用の基点だったのだ。この近くに新しく林道が作られたので、その為に打ち込まれたようだ。実に勉強になった。この知識実生活には殆ど役には立たないが・・・。