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 金山リハビリ山歩き                 曇り一時晴れ        2008−07/11
 山中地蔵登山口 〜0:30〜 道明の滝 〜0:30〜 桧植林帯 〜0:25〜 金山下分岐
 〜0:25〜 金山山頂 〜0:15〜 金山庭園(昼食) 〜1:00〜 山中地蔵登山口

 前回からおおよそ10ヶ月ぶりの山歩きで有る。 昨年後半から身辺が気ぜわしくて、山でのんびりという気分になれなくて本当に久しぶりの山歩きである。近場で楽な山という事で、山中地蔵から金山へのコースを選ぶ。
 出発して5分もしないうちに添田から来たと言うおじさん二人が追い抜いていった。木立の中なのに汗がぼとぼと落ちてくる。完全に運動不足である。最初のポイント道明の滝で一休み。
 落差4〜5m位なのに空気がひんやりとして心地よい。マイナスイオンをたっぷりと吸って再び登山道へ。このあたりから森の匂いが一段と強くなってきた。この場合「香り」ではなくヤッパリ匂いなのだ。上品な香りではなく、五感に染みこんでくるのはヤッパリ「匂い」と表現した方がぴったり来るのである。桧の植林帯を過ぎ、金山下の分岐に着いたのは出発して1時間半。くたびれた。ココを左に20mで金山庭園なのだが、まだ11時半。山頂までおおよそ700m。時間はあるし、たまには頂上まで行ってみるかと、この距離を30分近くかかってようやく金山山頂へ。
  山頂には4〜5人の方が弁当を広げておられた。伺うと北九州から花乱の滝コースで登られたそうだ。一番きついコースである。今日の僕だったら途中の沢で飯食って帰ったかも知れん。山頂標識をパシャリとして、いつもの金山庭園へ降りる。
 ザックを下ろしシートを広げ靴を脱ぐ。大の字になって寝転がると木々を揺らす風が実に心地よい。空を梢の葉っぱが隙間無く覆って緑色に染まる。全身溶けそうである。これだから山歩きは止められないのだ。一息ついて、お湯を沸かしてみそ汁を作り、コンビニ握りを食し、珈琲を淹れる。腹が膨れた所で苔の観察。
  昨年と比べても苔の繁殖域は一段と狭まっていた。「みぞそば」が大幅に勢力を広げているのだ。この分だと後数年で苔は消滅するかも。これは温暖化の影響か、それとも自然の生存競争なのか。
 腹も満ちたし、疲れも取れたし、下山することに。のんびりと下ったのだが、1時間で登山口に着いてしまった。登山口にある登山案内板を見ると
  とある。山頂まで登りはおおよそ2倍の2時間近くもかかっているではないか。ま、リハビリ登山だからこんなモンかな。

「ネムノキ」 登山口脇に花を付けていた
ネムノキはほとんど大木で花に近寄って撮るのは難しいのだがこれは未だ幼木だった




上のネムノキのそばに咲いていた「オカトラノオ」
このしっぽみたいな花は緑色の藪の中で結構目立つのである



寝転がって見上げた空は緑色の天蓋となっていた



苔の絨毯 段々面積が狭くなってきた



苔に替わってこの「みぞぞば」が勢力を伸ばしてきた
これはこれで一面に繁殖しているのを見ると綺麗なのだが・・・




こんな自然林の中のルート快適である