アウトドア
九千部山から石谷山へ   晴れのち曇り        2006−06/14
九千部山(10:40) 〜0:10〜 南畑ダム分岐(10:50) 〜0:45〜  七曲峠分岐(11:35) 〜0:07〜 石谷山山頂(11:42)昼飯(13:00) 〜0:10〜 七曲峠分岐(13:10) 〜0:55〜 南畑ダム分岐(14:05)
 〜0:10〜 九千部山(14:15)
 今朝の天気予報を見ると、3時から傘マーク。ラジオではまとまった雨が降ると言っている。中止にしようかと思ったが、せっかく用意しているし、気分は山モードだし、コース変更して、決行することにした。その結果、山登りではなく、山下りと言う事になった。
 出発地点の山頂まで舗装路がある九千部山は848m、目的地石谷山は754m。よって94m下って山頂に立つのである。

 9時過ぎ自宅出発。途中道に迷いながらも何とか九千部山 山頂到着。狭い山頂に車が2〜30台。何と登山者が多いのかと思いきや、全部電波塔工事用の車だった。私みたいにズルして登る下る登山者はいないのだ。
 さて、登山道は?。ココの工事現場の監督に聞くと現場事務所のプレハブの裏だと教えてくれた。一歩登山道に踏み込むと、一気に森の匂いに包まれた。この登山道、鬱蒼と茂った常緑樹のなだらかな尾根道を石谷山へと下っていくのである。当然の事ながら見晴らしはゼロ。しかし登山道は広くてうっとうしさはない。植林帯と違って、自然のままの樹林帯の林床は明るくて、遠くまで見通せる。これなら熊らしき動物が出てきても大丈夫?かな。
 これ、本当だろうか。電波塔の間近まで原生林が迫っているから、あり得ん話しではないと思うが。
 歩き出してすぐ、南畑ダム分岐、そして四阿屋分岐にさしかかる。実に快適だ。日差しはあるが、登山道までは直接届かない。緑のシャワーとなって降り注ぐだけだ。う〜ん、実に快適だ。散歩である。友人らには山登とは言わず、山歩きと言って誘ったりするが、このコース「山に散歩に行かん?」と誘へそうだ。一つだけ惜しいのは眺望が効かない事か。のんびりと石谷山へと歩いていく途中に出会った登山者は一人。昼過ぎから雨の予報で中止した人が多いのかな。最近は何処へ登っても中高年の登山者が多いので(私も含めてだが)不思議な気分だ。登山道の両脇にはりょうぶの白い花が色を添え、「シラキ」「「アカシデ」「アオハダ」「アカメガシワ」「ミズキ」等の木が枝を広げている。木の名前はそれ程詳しくはないのだが、誰が下げたか知らないが、ネームプレートがぶら下がっているのだ。うん、勉強になるな。
 歩き出して1時間程で、林の中にぽっかりと開けた空地にでる。ココが石谷山山頂だ。実にあっけない登頂である。
 空地の中に木製のベンチとテーブルが数台置いてあり、格好の休息スペースとなっている。ココでお決まりのランチ&昼寝である。1時間程寝ていると、段々強くなった風の音で目が覚めた。予報では3時頃から雨だと言っていたが、早くなったのか。早々に帰り支度をし、九千部山へと登り始める。暫く歩いていると、晴れてきた。木々が生い茂っている為に、空全体が見えないのだ。頭上のほんの一部の空を見て判断するしかないのである。結局家に帰り着くまで雨は降らなかった。今度来る時は最初に予定していた七曲峠から登るとしよう。このコースだと、七曲峠から石谷山、九千部山へと段々と登っていくまともな?山登りになるのだ。
 




「ガクウツギ」の白い花は登山道に咲く清純な乙女と言った所か





「エゴノキ」別名「チシャノキ」の花である
登山路にも沢山落ちていて
独特の薫り 心地よい森の薫り?を漂わせている








「イヌシデ」大木である
太い幹からいきなり3cm程の葉を出していた何とも可愛いのだ



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