（８：５０）赤川登山口　～０：４０～　３番目の林道　～１：００～　第一展望台　～０：３０～　第二展望台
～０：２０～　久住山頂上　～０：３０～　御池　～０：２０～久住避難小屋　～０：４５～　扇ヶ鼻
～１：２０～　赤川登山口　　「リハビリ登山の為このコースタイムは全然参考になりません」

　
　朝４時に目覚ましが鳴り、ベルを止め再び睡眠。ハッと気付いたのは５時。　良かった～。未だ何とかなる。大急ぎでお湯を沸かし珈琲を落とし、山の準備。都市高速を使い太宰府インターに着いたのは６時半。九重に着いたのは８時ちょい過ぎ。今回の予定は九州本土第２の標高のある大船山。の予定だったのだが、赤川温泉の横を通り過ぎしばらく行ったところでUターン。　（８月以来山にはのぼってないしな～。体力は落ちているしな～。山頂まで３時間半以上はかかるしな～。最所の舗装した牧道の１時間歩きはツライよな～。）　テナコトが頭の中をヨギリ、赤川温泉の赤川登山口から久住山を目指す事にした。このコースの良いところは何時引き返してもそれなりに楽しめる所なのである。
　
　最所の４０分は落葉広葉樹の林の中だ。高度差があるのでこの時期、麓が紅葉の真っ最中だった。

　　　　　　　　
　右は赤川温泉　　　　　　　　　　　　　　　　　登り初めて5分程の分岐　　　　　　　　　　　　！！！！！！！！！
　左は久住山登山路　　　　　　　　　　　右より登り　扇ヶ鼻から降りてきた

　３ヶ月ぶりの山登である。やっぱり筋肉が痛い。　このコースを選んで良かった。この景色を見ただけで引き返してもそれなりに満足出来る景色だ。無理をせず足を騙し騙しのんびりと登っていく。　ようやくとりあえずの目標　第一展望台へ着く。ここで大休止していると高年夫妻が登ってきた。コースを聞くと、久住山～稲星山～中岳～天狗岳　周回とのこと。近頃の高年登山者ときたら、とてもじゃないが敵いません。何でも三日前この同じコースを来た時はガスで何にも見えず途中で引き返したそうだ。今週二回目ではないか。やっぱり恐るべし高年登山者である。この赤川登山口からのコースは牧ノ戸垰から久住山を目指す観光コースと違って幾分ハードなベテラン向きコースなのだ。それを週二回もである。「近頃は中高年の登山者の事故が多いから気をつけて登って下さい」　と言葉を残し追い抜いて行った。
「高年の登山者はあんたたちじゃ」とつっこみを入れたかったが、こちらはリハビリ登山である。有り難く忠告を受け入れた。　休憩が効いたのか、歩くのがだいぶ楽になり最終目標としていた久住山山頂に11時20分に着いてしまった。　こうなると欲が出るではないか。せっかくだから御池から扇ヶ鼻へ回って帰る事にする。次の目的地「御池」に到着。ここで昼飯。まずみそ汁用のお湯をコッヘルで沸かし、カップに・・・　カップが無い。朝あわてていたので忘れてしまった。言ってみればパンツを履き忘れてズボンを履いた様なものだ。　態勢に影響はないが何となく違和感がある。ずいぶん前だが真冬に登った時ガスコンロ用のガスボンベを忘れた事があった。これはパンツは履いたが肝心のズボンを履き忘れたようなもので、最悪だった。　しょうがないのでコッヘルごとみそ汁をすすったが、これはこれでワイルドで良いもんです。その代わり珈琲を落とすのに味噌の香りが移らないように洗うのが大変だったが。昼食後お決まりの昼寝。天気は良いし、風が無いのでポッカポカ

　

　久住山頂　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　満々と水をたたえた御池　　　　　　　　　　　　　　昼なのに何と霜柱が・・・　
　平日の昼前なので10名程しか居なかった　　　　　　　向こうは中岳　　　　　　　　　　　　　　　日隠は氷点下なのだ

　若いグループの話し声で目が覚めたところで昼寝終了。新しいトイレが出来た久住避難小屋の横を通り扇ヶ鼻へと向かう

　

　奥の小さな小屋が新しいソーラートイレ　　　　　いつもより噴煙が少ないようだ　　　　　　　　　ショボショボのすすき
　今までのトイレはゴミ溜のようだった

　扇ヶ鼻は2時に着く。完全に体調は戻ったようだ。三ヶ月のブランクが嘘のようだ。日頃の節制が良いのか、体力年齢が若いのか・・・。　ここから赤川登山口までは面白みのないコースが続く。草付きの急斜面を駆け下り、時期が遅く夕陽を浴びて銀色に輝かないススキの原を横切り、馬酔木が生い茂りトンネル状になった所を抜けようやく登山口に到着。3時40分だった。　今日の温泉はここの赤川温泉にする。５～６年前一度入った事が有るが、田舎のひなびた温泉をうら寂しくしたような　（つまりかなり悲惨な状況でありました）　所だった。最悪である。　今は改装され綺麗になっているのだ。入湯料五百円を払い突き当たりの左にある男湯へ。　以前は川の先に滝が見える右側が男湯だったのだが、今は女性を優遇しているのだ。時代の流れですね。ここの温泉は硫黄の成分で白濁していて全国的にも有名なのだそうだ。今は。　外湯は二つあって、ぬるめに加温してある湯舟が柵で男女に仕切られ、その先が混浴の源泉そのままの冷泉となっていた。　以前は混浴の冷泉だけで、物好きしか入ってなかったですね。滝がよく見える混浴の方はあまりにも冷たいので、加温してある手前の露天に体を沈める。この男湯からでも紅葉に彩られた滝が斜めからではあるが、見えるようになっていた。やっぱり露天風呂は良いなと首まで湯舟に沈めていたら、柵の向こうから若い女性の話し声が聞こえる。何気なく目をやると柵に細い隙間が・・・その隙間からちらちらと見えるではないか。白いタオルと肌色が。　決して覗いたわけではないのだ。あくまでも何気に目を向けたら隙間があっただけなのだ。で、湯舟から見える紅葉を充分に堪能し、山の疲れを癒したのだった。　又来よう。