（２：２０）牧ノ戸峠　～０：２０～　沓掛山肩　～０：５０～　扇ヶ鼻分岐　～１：１０～　西千里ヶ浜

～０：１０～　星生崎岩場　～０：２０～　九重避難小屋　～０：４０～　天狗ヶ城　～０：２０～

（５：１０）九重中岳　　日の出（５：３３）　　　　　（６：２０）九重中岳　　遊びながら下山　　　　　　

　
　８月１０日深夜　友人二人と合流して九重牧ノ戸峠へと向かう。　牧ノ戸峠駐車場には車が３～４台。皆さん好きですね。久しぶりの登山なので少々体力に不安がある。昨年の日の出観賞登山より早めに登山開始することに。いつもの事だがヘッドライトの光以外は真っ暗だ。気温は１６度　思った程寒さは感じない。

　　沓掛山肩の岩陰にある温度計　　フラッシュで温度が解らん　撮影に失敗した

わずかな月明かりでは登山路もはっきりとは見えない。　こんな時　五感が研ぎ澄まされてぞくぞくとしてくる。　途中一人の登山者から追い抜かれるが、日の出までには未だ時間があるのでのんびりと登っていく。空を見上げると星が見えない。雲で隠れているのだ。九重避難小屋を過ぎ九重山系で第四位の天狗ヶ城山頂まで来ると空が明るくなり始めた。とりあえずここでバンザイをしたが少々気持ちが焦ってくる。九重最高峰はも一つ向こうのピークなのだ。下の御池をみると人影が見える。どうも近道を通って中岳に向かっているようだ。ますます気持ちが焦る。夜露に濡れた草付きのガレ場をズボンの裾をぬらしながら鞍部まで折り登り返す。５時１０分中岳山頂　バンザイ間に合った。
先客は日の出をねらうカメラマンが三人、思い思いに三脚を立てベストショットを狙っている。　　　　　こちら中年三人組は　日の出まで時間がありそうなのでまずは腹ごしらえ。お湯を沸かし、熱い味噌汁をすすりながらおにぎりを頬ばる。腹が落ち着くと今度は寒さが気になってきた。持ってきたウインドブレーカーやカッパを着込む。　空が段々明るくなってきて地平線が赤く染まってきた。しばらくする内に日の出が・・・見えるはずだがガスで見えない。と思っていたら東にある大船山に隠れていたのだった。

　大船山　山頂の向こうから顔を出した太陽

「あっ！」　「あれ！」　「出た！」　いつもの事だが最所の言葉は感嘆符で終わる。　これだから止められないのだ。日の出観賞登山は。　太陽は時折ガスで見え隠れしながら登っていく。しばらく山頂で遊んだ後　避難小屋へと向かう。ここで本格的な朝飯を取る。その後　二人は未だピークを踏んでいないと言う稲星山へと登っていった。こちらはその間朝寝と決め込んだ。１時間程すると二人が戻ってきたので下山を開始する。このころになると登山者が増えてきた。　中学校の集団登山と出会ってしまった。「ちわ」　ちわ」　「ちわ」・・・・・　くたびれてしまう。降りるのも大変だ。初めて登るらしい先生が「頂上はまだ先ですか？」と聞いてきた。「直ぐそこですよ」。　「みんな、直ぐそこよ　がんばって」　先生が生徒にハッパをかけている。実際は１時間程かかるのだが・・・　　安全な山で「まだ？」と聞かれたら何時でも「すぐそこ」なのだ。これは山でのマナーなのである。中学生に希望と安心を与えて、下山路途中にある扇ヶ鼻へと向かう。ここは花の宝庫なのだ。色んな花が咲いていた。花の名前は後で。　花の撮影をメインにすると、夜露が未だ乾かない内がベストなのだろうが、今回は日の出観賞登山である。花の撮影でしばらく遊んだ後チョット昼寝。その後１時間程かけて無事下山。いつものように温泉で汗を流し帰路へ。