『地球科学入門』
内藤玄一・前田直樹 著
A5判 208頁 定価 (本体2300円＋税)
ISBN4-946553-13-4 C3044
《内容》
現在の地球は、誕生以来45億5000万年の歴史を担って存在しており、多様な現象は解明されていないものも多く、これからの研究を待って鮮明な像が得られていく。
本書は、地球を理解するために、今日までに明らかになっている事柄をわかりやすくまとめた、学生のための入門書であるが、地球科学や地球環境科学専攻の
学生はもとより、理工系学生や経済学、社会学などを学ぶ学生にも理解しやすいよう、図を多くし、専門用語のやさしい解説にも努めている。そのため、地球お
よびさまざまな現象を知りたい人々にとっても有用な内容となっている。
《主要項目》
第１章 太陽系の中の地球
地球の誕生／地球の形状と構造／大気放射と地球の熱平衡／宇宙から見る地球
第２章 大気の現象
大気の組成と分布／下層大気のふるまい／グローバルスケールの大気のふるまい／気団と天気図／メソスケールの気象擾乱／台風／地球環境の変化／地球大気の変遷
第３章 海洋のはたらき
海洋と海底地形／塩分・水温と海水の性質／グローバルスケールの海洋循環と海流／鉛直循環と深層水の源／海洋中の渦／大気と海洋の相互作用／波浪／潮汐／気候変動をもたらす海
第４章 地球の形・重力
地球は球である／地球は回転楕円体である／重力とジオイド／位置を決める／宇宙技術を利用した測量／重力測定と地下構造
第５章 グローバルテクトニクス
地磁気／古地磁気学／大陸移動説／海洋底拡大説／プレートテクトニクス／プルームテクトニクス
第６章 地震
地震の観測／震度とマグニチュード／地震と断層／日本の地震活動／地震の前兆現象
第７章 火山
火山の分布／噴火／火山からの噴出物／火山による災害／噴火予知
米田出版
発行