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化粧品のレオロジー


 『化粧品
のレオロジー』



  名畑嘉之 著

  A5判 162頁 定価(本体2600円+税)
  ISBN978-4-946553-61-5  C3043






《内容》

  化粧品開発や製造に携わることになった方やレオロジーに興味のある方々を対象に、化粧品と関わることにより経験すると思われる現象や疑問を例にしてレオロ ジーの入門およびその応用可能性について記したものです。レオロジーの基礎を説明するにあたっては、できるだけ数式を使わずに、概念として表現するよう心 がけてあります。ただ、実務経験を積んでくると数式が意味していることを理解できるようになったり、数式がないと物足らない方もいらっしゃると思いますの で、定性的な説明の後で、数式での記述も補足として記してあります。また、業務で直面するであろう課題の解決に応用可能な、必要かつ最小限の基礎事項も記 してあります。

《主要項目》


第1章 最小限のレオロジー知識で化粧品を理解するために


1-1 レオロジーを理解するための基本
応力と歪み・歪み速度/弾性・粘性・粘弾性/レオロジー基本語の単位について

1-2 化粧品のための基本レオロジー測定とデータの見方
化粧品測定に適したレオメータ/粘弾性的性質を知るには/G*の歪み依存性と得られる情報/G*の角周波数依存性と得られる情報/粘性率のずり速度依存性と得られる情報/皮膚上にのせた化粧品滴の挙動とレオロジー特性

第2章 化粧品開発へのレオロジーの応用

2-1 化粧品性能の評価法としての応用
化粧品容器からの取り出しやすさ/化粧品の流れやすさと関係する性能/化粧品の手触り感触への応用

2-2 化粧品のマクロ構造解析法としての可能性
高分子レオロジーとの比較からの構造推定/増粘剤の特徴からの構造推定/相転移挙動の活用

第3章 使えるレオロジーデータを得るために

3-1 化粧品測定に適したレオメータ

3-2 レオメータの性能把握

3-3 測定データ解釈にあたっての注意

3-4 測定目的と測定サンプルの取り扱い

3-5 サンドブラスト処理セル使用の必要性


米田出版 発行