◆両親への手紙 〜 作成スタート
「よし!両親へ手紙を書くぞ!」と心に決めたものの、、肝心な文章が思い浮かばない。
もしくは「感動してもらえるだろうか?・・・」などと考えていませんか?
感動してもらえる文章を考える前に、『今あなたが なぜ ご両親に手紙を書こうとしているのか?』を考えてみましょう。
「とにかく今までの感謝の気持ちを伝えたい!」
「あの時、生意気を言った事を謝りたい」
「体を大切に、いつまでも元気でいて欲しい」
ご両親に対しての思いは色々あると思います。
あなたが
一番伝えたい事を一つ思い浮かべてください。
(複数ある方は複数でも構いませんが、敢えてベスト1を選んでみてください^^;)
さぁ、そこがスタート地点です。
◆両親への手紙 〜 構成
さてさて、、結婚式で読み上げる両親への手紙を書くにあたって、一つの題材(テーマ)が決まりました。
「でも、これだけじゃ直ぐ終わっちゃうよ」と思っておられますよね? その通りです(笑)
その一つのテーマに、色々な肉付けをして手紙を完成させるのです。
では、どう進めるか?
◆両親への手紙 〜 流れ@
あなたの選んだテーマがありますね?
そのテーマの
具体的なエピソード(思い出)を手紙に書いてください。
具体的であればある程、手紙がスラスラ書けてきますよ^^
話は戻りますが、、
この段階ではエピソード(思い出の事例)を書くわけですが、それが嬉しかったのか、感謝したのか、謝りたかったのか、etc・・・
あなたの気持ちをズバリ書いてください。
※まず感謝の気持ちが圧倒的でしょうし、これがベストです!
恐らく、ここでご両親に対するあなたの一番の気持ちが現れる事と思います。
この時点で50%は出来たと言えます。
◆両親への手紙 〜 流れA
さぁ、ここからは手紙の締めくくりに向けて作っていきます。
メインのエピソードは上記で完成していますので、あとは自由に組み立てる事ができます。
例えば、、
1、両親との思い出
・小さい時に、よく遊園地に連れて行ってくれて、必ず観覧車に乗った⇒高くて怖かったけど、お父さんがギュッと体を抱き寄せてくれて、妙に安心したのを覚えている
・日曜になるとお父さんに魚釣りに連れて行ってもらった⇒釣れた魚が怖くて魚が触れなかったけど、お父さんが全部やってくれて、お父さんって凄いなぁ〜と感じた
・遠足で作ってくれたお母さんのお弁当、、キティちゃんの顔したおにぎりが入ってて人気者になった⇒凄く嬉しかったけど、それ以降毎回お弁当に入るようになった^^;
・思春期には意味も無く親を避けるようになってしまった。⇒本当は嫌ってる訳でもないし、話したい事や相談したい事が一杯あった。今思えば素直になれていれば・・・
2、両親へのメッセージ
・お酒が大好きなお父さん、、飲み過ぎには注意して体に気をつけて。
・お母さん、お母さんの美味しい手料理が食べたくなったら、●●さん(新郎)と一緒に遊びに行くね。
3、これからのこと(誓い)
・2人で力を合わせて頑張ります
・お父さんやお母さんのような、いつまでも仲の良い夫婦になります
・・・などなど、こういった事柄を組み合わせて手紙を完成させます。
◆両親への手紙 〜 修正@
テーマを元に、手紙を作ってきた訳ですが、文の繋がりがおかしかったりした場合、エピソードの順番を変えてみたりします。
意外とそれだけでまとまる場合もあるんです。
また、「この場合は、この思い出を書くより、こっちのエピソードにしよう」など、ある程度の文章を作る事で新たなテーマが見つかるかもしれません。これはラッキーですよね。
◆両親への手紙 〜 修正A
ある程度、手紙が完成したら、
声に出して読んでみましょう。
あっ、その時、必ず時計で時間を計ってください。そぅ、その手紙で、どれだけの時間を要するのかチェックしてくだい。
声を出して読み上げるのは、正確な時間を把握する為なんです。
黙読ですと、文をスラスラ目で追ってしまって、実際に読み上げた時より早く読み終える場合があります。
ベストタイムは3〜5分程度と考えてください。
あまり長くなるよりは短め位が理想です。
◆両親への手紙 〜 ポイント
ちょっとポイントUPのコツをお教えします。
まず、『話し言葉(セリフ)』を入れられるのは、聞いている側も感情移入しやすく、気持ちが伝わりやすいです。
また、手紙の始まりをセリフから始められるのも、実は効果的ですよ。
オーソドックスな始まりは
「お父さん、お母さん、今まで本当にありがとう。。私は今日、●●さんと結婚することに・・・」
・・・みたいな感じが多いのですが、、正直、インパクトには欠けますね。
極端な事を言えば、聞いてる人はこの部分をスルーすると思われます。
※ただ、オーソドックスに読み始めたい方にはお奨めです。
では、最初から注目されるにはどうするか??
人がやらないことをやります。オーソドックスでない「入り」をするのです。
例えば・・・
「●●ちゃん、朝だよー!早くしないと遅れちゃうよ〜!」毎朝当然のように起こしてもらってた、母のこの言葉。。明日からは聞けないんですね。。今まで甘えてばっかりで・・・
みたいに、いきなりセリフから始めてみてはいかがでしょう。
聞いてる側も、予想外の始まりにグッと耳を傾けてくれると思います。
その時点で皆が注目し、一瞬の内にその情景を頭に描いて、今からあなたが伝えようとしている話にドップリ入ってきてくれる訳です。
◆両親への手紙 〜 大まかな流れ
結婚式を迎えられた喜び ⇒ちょっとした思い出 ⇒ 最も伝えたい事例 ⇒ 感謝の気持ち
⇒ これからの決意(もしくは両親へメッセージ)
これは、あくまで一例です。文章の組み立ては多少順序が変わっても大丈夫です。
◆両親への手紙 〜 読み上げのポイント
両親への手紙を読むときは、感情を込めて読みましょう。
緊張のあまり、感情を無視してダダダダッ・・・っと読むより、落ち着いて気持ちを伝えてください。
◆両親への手紙 〜 まとめ
1、とにかく
思い出エピソードは必ず入れてください。これに勝るものはありません!
2、出来た手紙は
声に出して読むこと
3、泣ける手紙を書こうと思わなくて良し。リラックス♪