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5年ぐらい前まで、中目黒に1066というイギリス料理屋があった。1066、すなわち1066年といえば、イギリス人なら誰もが知っている征服王ウイリアムがイギリスに上陸した年。オーナーも、いちばんイギリスを象徴する名前を・・と考えて、1066と名づけたのかもしれない。
10年ほど前に初めて足を運んで以来、ビーフイーターの我が家族にとっては格好の店。誰かの誕生日があるとでかけるような、そんな存在になった。
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| 以前、中目黒にあった1066のオーナーである ジェイン・ベスト・クックさんが書いた「英国おい しい物語」(東京書籍。1994年)。宣伝用の帯に はかの林望さんが推薦文を寄せている。 「イギリスの美味はことごとく家の庭にある。そ うして、その精髄が、この本の扉のうちにある。一 読して、そして試しに作って、イギリス料理はまず いという俗説を去られよ。」 |
ユニオンジャックのお店の入口を入った所に、オーナーが書いた「イギリスおいしい物語」という本が何冊か平積みにされていて、興味をひかれた私は、早速、購入してみた。イギリス料理のレシピが紹介されている本で、ながめていると、すぐに食べたくなるような料理がいっぱい。なかでも目をひいたのが、フルーツクランブルであった。
「あぁ、これって、Akikoさんの好きなアップルクランブルのことだよなぁ・・」。
初めてAkikoさんと旅行したとき、ピカデリーサーカスにあるThe Stock potで、Akikoさんがオーダーしたのを1口分けてもらった記憶があった。
見ると、つくり方も簡単! 早速、つくってみた。
<材料>
フルーツ・700 g(りんご、プラム、ルバーブ、グーズベリー、洋なし、アプリコット、ラズベリー、ヒルベリー、ブラックベリー等の好みのフルーツに砂糖、スパイスを加えて好みの味、甘さにととのえます)
小麦粉・150 g(普通の小麦粉と全粒粉を混ぜて使うと美味しさが増します)
バター、又はマーガリン・75 g
上白糖・50 g
シナモン、又は生姜パウダー・小さじ1/4(入れなくてもよい)
<材料>
1.用意したフルーツをオーブン用の深い皿に入れる。
2.小麦粉とバターをボールに入れ、指先でバターを擦り合わせながら、パン粉のような感じにする。
3.砂糖、スパイスを加え、よく混ぜ合わせる。
4.これを、フルーツの上にふる。
5.200度のオーブンで30〜40分、表面が香ばしいきつね色になったら出来上がり。
6.熱いうちにカスタードか生クリームをかける。アイスクリームを添えても美味しい。
(英国おいしい物語」(ジェイン・ベスト・クック=著 原口優子=訳 東京書籍=刊 1994年より)
アップルクランブルには、カスタードクリームか生クリーム、またはアイスクリームを添える。カスタードとアイスを試してみたが、母も私もカスタードのほうがおいしい、ということで意見が一致した。
一時のマイブームが去り、ほとんど食べることもなくなっていたが、昨年、イギリスを旅行した際、同行者であるTsukasaさんがこんなことを言い出した。
「Sainsbury(注:イギリスにあるスーパーマーケット)に、簡単につくれるアップルクランブルが売っているのを知ってる?」
またまた興味をひかれた私であったが、昨年の旅行のスケジュールはものすごくハードで、とても買いに行く暇などなく、すっかり忘れて帰国した。
が、その後。私より数日多く、イギリスに滞在して帰国したTsukasaさんが、なんとおみやげに買ってきてくれたのだった。
そのレシピは以下のとおり。いたって簡単である。
<材料>
ブラックベリー・2×125 g、りんご・400 g(皮をむき、芯をとり、2 cm角に切ったもの)、カスターシュガー・ 50 g、トッピングクランブル・ 300 g
<レシピ>
1. オーブンを200℃に熱しておく。.
2. ブックベリーとりんごを混ぜ合わせ、浅いオーブン用の皿に並べる。
3. カスターシュガーをふりかけ、その上にクランブルをトッピングし、表面がサクサクと、きつね色になるまで30〜40分、オーブンで焼く。
4.生クリームかアイスクリーム、カスタードを添えて出来上がり。
Sainsbury製のクランブルのレシピによると、缶詰のフルーツにかけて焼きあげてもおいしいらしい。
要するに、クランブルを自家製にするか、Sainsbury製にするか、の違いであります。
とにかく簡単なので、みなさんもぜひお試しあれ。イギリスの味がご家庭にやってまいりますよ。

Tsukasaさんが買ってきてくれたSainsburyのクランブル。
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