イギリスはおいしい。

Afternoon Tea編
フレミングスホテル(Flemings Hotel)


 2005年の旅は一人旅。お連れがいない分、淋しい食生活になりそうな感じだったので、2、3回は、リッチな雰囲気のある場所で食べたいと思った。そのうちの1回は、ホテルでアフタヌーンティーを、と考え、フレミングにでかけてみることにした。「アガサ・クリスティー99の謎」(早川書房)によると、マープルシリーズのバートラムホテルのモデルは、ブラウンズかフレミングだという。前日、場所を確認してみたところ、アフタヌーンティーが12.50ポンドとお手ごろな値段であった。
旅の4日目。ランチ替わりにアフタヌーンティーにでかけた。
ピカデリーサーカスからグリーンパークをめざす。フレミングは、道路をはさんで、グリーンパークの向かい側の小道をちょっと行ったところにあった。ヒルトンホテルのすぐ近くである。
 中に入って「アフタヌーンティーをいただきたいのですが・・・」と言ったところ、上品な感じのスタッフの女性が席へと案内してくれた。アフタヌーンティーの場所は地下1階。席に着くとき、大阪弁らしき日本語が聞こえてきたので、ふと見ると、離れた席に関西人と思われる女性が3人。なにやら身の上話の真っ最中の様子であった。驚くことに、ほかには、利用客はなし。なんでイギリスに来てまで日本人と、とちょっととほほの心境であった。
が、サービスは文句なし。12.50ポンドでありながら、充実した内容のアフタヌーンティー。広々としたソファーに腰掛けさせてもらい、もうちょっと紅茶が飲みたいなー、と思った頃合いに、抜群のタイミングで女性スタッフややってくる。ありがとう、と言ったときに、彼女が言ったYou are welcome.は、こんな風に言えばさりげなくていいなぁ、と思わせる、お手本になるような響きをもっていた。

大通りからちょっと入った所にあるせいなのかもしれないが、こんな素敵なホテルのアフタヌーンティーが混んでいなかったのが不思議だった。

※その他のアフタヌーンティーについてはこちらへ。

(2005.12.18)
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