Amateur Radio Festival 2002

ハムフェア 2002

8月24(土)〜25(日) 東京ビッグサイト西3・4ホール

今年のハムフェアは4年ぶりのビッグサイト(東京国際展示場)での開催でした。
今回は期間が2日間に短縮され、以前の1・2ホールより面積が小さい上階の3・4ホールでの開催となりました。

来場者は1日目が17000人、2日目が11000人の合計28000人でした。昨年よりさらに減少しましたが、一日平均にすると若干の増加になりました。

ハムフェアの様子を写真で紹介します。画質は落としてありますが、ブロードバンド環境でない方は重たいかもしれません。




2002 ハムフェア写真集・東京ビッグサイト
▲2002ハムフェア会場・東京ビッグサイト
久しぶり、やはり規模が大きい
▲ビッグサイト臨時駐車場。中央に病院建設中で遅く行くと工事現場の向こうに回される。
▲11時頃到着したので駐車場は離れた場所に回された。正面はゆりかもめ有明駅、結局1駅分歩くことに ▲開場して1時間経過でしたが、チケット売場はまだ長蛇の列でした。
JARLコーナー
▲入場ゲート ▲会場案内板
▲インフォメーションコーナー
 
▲JARLコーナー。今年は事務手続きのみで物品等の販売は無し。75周年なのに何故!
▲JARLデスク。DXCC申請受付は人気があります。その他JARLアワード、関東計画レピータ、IOTA、Eメール転送サービス、ハムなんでも相談など。 ▲JARD、受信環境クリーン協議会、電波適正利用推進委員会。名前だけは立派ですが、あまりやる気はない様子。おじさん達が雑談していただけ。
▲特別記念局 8N1HAM ▲工作教室。子ども達に人気でした。
▲リサイクルコーナー。今年は出品が少なかった。値段も業者より高いものも。相場は確認して出品しましょう! ▲技研コーナー。毎度、人気はない様子。ハム存亡の危機PLCに関する実験報告もありましたが関心は今ひとつ。
▲イベントコーナー ▲絵画コンクール入賞作品展示
▲JARL75周年特別展示。75周年にしては内容が寂しい。 ▲自作品コンテスト入賞作品展示
▲休憩所。今年はスペースがちょっと狭かった。
▲下の階が以前の会場だった西1・2ホール。今回は2階の西3・4ホールでスペースはかなり小さい。 ▲宅配便受付(ペリカン便)。公共交通機関で来場した人は大きな買い物をしても便利です。
▲屋上の特別記念局アンテナ ▲屋上からお台場の風景
JAIA&ビジネスコーナー
▲アイコム ▲ケンウッド
▲第一電波(ダイヤモンドアンテナ)
 
▲昨年からJAIAフェアからJAIAコーナーへ格下げとなったが、今年の出展は3社のみ。なんとか頑張ってほしい!
▲スタンダード&ヤエス
▲アルインコ
 
▲FTI。今年はスペースが狭く写真のみの展示。やはり実物のタワーがないと注目度が今ひとつ。
▲QSLカードのオノウエ印刷 ▲日之出印刷も健闘中!
▲CQ出版社 ▲AOR
▲東名電子 ▲日栄無線。
クラブコーナー
▲純粋展示34、一般展示138の合計172団体が出展。出展数は減少傾向ですが、毎度のように活気がありました。


感想

今年は久しぶりのビッグサイトで、私は2日間とも出かけました。天気予報は良くなかったのですが、当日朝までに雨もあがり2日間とも良い天気でした。今回は西3・4ホールで昨年のパシフィコ横浜よりは若干広いはずですが、以前の広い西1・2ホールで開催されていた頃の印象が強いのでかなり狭く感じられました。

各ブースも出展スペースが狭く、2日間に短縮の影響もあってか特にビジネスコーナーの出展内容が寂しく感じました。
のべ入場者数は昨年の35000人から28000人へさらに減少しましたが、1日平均にすると若干の増加で会場の狭さもあいまってにぎやかな感じではあったようです。しかし、6万人以上来場していた時期もあったことを考えると寂しく想います。以前はゲームショーやコミケなど他のイベントと重なることもありハムフェア会場の外も大変な賑わいでしたが、今回のビッグサイトはハムフェアのみでしたので外に出ると広い通路がガラガラでした。

クラブコーナーは出展数が若干の減少ですが、いつものようにたいへん賑わっていました。しかし、JARL関係のブースが数も各スペースも激減していました。今年はJARL75周年の記念フェスティバルでもあったのに、肝心のJARLコーナーが最も寂しかったのが残念でした。キャッチフレーズは「JARL誕生75年 リフレッシュ・ハムフェア!」でしたが、リフレッシュとは倹約のことだったのでしょうか?倹約は重要な課題ですが、ハムフェアはアマチュア無線の最大イベントで存在をアピールする機会でもあるのでもう少し盛大にやってもよかったのではないでしょうか。何がリフレッシュだったのかよくわかりませんが、とにかくJARLの組織自体を早急にリフレッシュしなければならないのですが・・・。

出展各社も記念品や配布物が非常に少なかったようです。無線機販売の価格相場はアマチュア無線界の衰退の影響か、特に一世代前の中古固定機がそこそこの価格で数多くありましたがあまり売れていなかったようです。人気最新機種はさほどの値引きもなかったようで、私もそうですが、賑わっていた割にはあまり買い物はしなかった人が多かったのではないでしょうか。
JARLも5回来場の記念品贈呈を今年で取りやめるそうです。ガイドブックのページ数もかなり減って、抽選で無線機器が当たるアンケート用紙もありませんでした。
入場者数の減少を予想してか、直前になって高校生の入場料を800円に値下げしましたが、こういうことはもっと早く決定してアピールすべきです。アマチュア無線の将来のために年少者が興味を持つ機会を真剣に考えてもらいたいと思います。

でも年に1回のイベントで普段無線上でしか逢えない人と実際に逢える機会でもありますので、それなりに楽しむことができました。
来年もビッグサイトで2日間(8月24〜25日)開催されるとのことです。会場も1階に戻るらしいのですが?また来年も行きたいと思いますので、ハムフェア2003でお逢いしましょう。