吉野川用仕掛け 本年度
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撃龍竿 超超硬U925K'sV 9.25m 380g(2023年)(フナヤ)
尺鮎狙いの竿でフナヤ最強の竿で、少々の激流でも竿が出せ強引に抜けます。手尻直径が31mmと近年の竿にない太
さで、長さ9.25m、自重380gのスペックからみると持ち重りがしそうですが、手尻の太さで持ち重り感を軽減して
いるようです。自重320gグラスの竿と持ち比べても同等くらいの持ち重り感で、十分振り回せ7月後半からの最盛
期以降に活躍してくれます。瀬によって撃龍竿&龍芯竿超硬GTR865&EX915&GTR999と、こまめに使い分けが出来
るようになりました。
龍芯竿 超硬GTR999 9.99m 325g(2021年)(フナヤ)
龍芯竿シリーズの長竿として造られました。超硬としては軽量の325gで感度も他のメーカーと遜色なく、あたりが
あればすぐ竿を立てる事もでき伸される事も無く、釣り人の主導で取り込む事ができます。パワーダウンキットは
龍芯竿超硬GTR865と共有で使え硬調10.2mとして使え一般河川であと一歩というポイントを攻められ重宝しそうで
す。龍芯竿超硬GTR865、915と河川状況によって使い分け、メインにGTR865を使う頻度が多くなってます。
龍芯竿 超硬GTR865 8.65m 260g(2019年)(フナヤ)
この竿は超硬EXの弟分として造られ、長さ8.65m自重260gとちょっと短めで超硬にしては軽さに驚きです。これな
ら一日振っても大丈夫そうです。大鮎がめっきり減った吉野川の釣行機会が減り、流しタモ(直径30p)を造りもっ
ぱら四万十川で尺鮎を狙い燕返しの練習を兼ね使っています。パワーダウンキットを使えば硬調9mとして使え一般
河川で鮎が20pを超す頃から使え重宝してます。
龍芯竿 超硬EX 9.15m 295g(2013年)(フナヤ)
素材が東レ・超高弾性炭素繊維カーボン65d+60dを使用し高感度の超硬の竿で自重が295gと驚異の軽さです。
2013年から吉野川用として使用している竿ですが、穂先がチューブラでの使用感は感度が良く当たりは勿論、竿か
ら手にビリビリと伝わってきますが、穂先がソリッドでは感度が落ちます。一般河川の荒瀬以上の瀬でシーズン後
半の大鮎狙いで使えそうです。
硬派 狙 11m 398g(2002年)
長竿の割には持ち重りはあまり感じず、使用感は野鮎を引き止め浮かせる事ができ腰のある感じです。10mでは届
かないポイントが探れ大河では断然有利になりますが硬さは銀影マキシム抜T大鮎より劣ります。
銀影マキシム抜T大鮎 10m 420g(1992年)
硬くて重く巨鮎がいる頃はこれ位いないと吉野川では竿がのされて使いものになりませんでしたが、近年はサイズ
が小さくなってきたのでもう少し弱くても使えますが中硬々クラスでは無理です。
メタカラマンはそのままではスライドし外れやすいのでスライド部分をニッパでちょっと潰してやるとロックが強
くなりスライドしにくくなります。
PE0.3号(RaPaLa RAPINOVA-X150m)3mで切りカラマンフックを通し片方の先端部に編み込み回数は左右合計で30回
編み付け片方にも同じように編み込み双方の先にチチワを作る。一本の仕掛けで9m〜11mの間で使用でき竿の長さ
によって編み込み部分をずらす。 編み込む糸はYAMASHITAのウイリー目印(4本を束ねてあるので1本を使用)で余っ
た部分は短く切り先端をライターで焼く。Cの編み込みと鼻カン仕掛け以外の編み込みは全てこの糸を使用する。
糸は移動式天上糸で使ったPEで長さ30pで切り双方の先端にチチワを作り移動式天上糸と複合メタルとの長さに
よって調整する。
移動式天上糸で使用したウイリー目印を使用し左右合計で30回編み込み2回結び1p位余し括り節を作り先端をラ
イターで少し焼く。金属糸や複合メタルとの接続はいろいろ試してみた結果、この編み込みが一番強いようですが
定期的にほつれの点検が必要です。複合メタルとの接続部分には瞬間接着剤は付けていません。
PEのDUEL ArmoredF+Pro0.1号(MAX2kg)をシーズンを通じて使い、PEのRapala0.18号(2.7kg)と複合メタルSHIMANO
METAMAGNUM0.08号(1.3kg)を予備として忍ばせてあります。急瀬で27pを抜いても切れる事はなく感度は金属糸や
複合糸より若干感度は落ちますが手元にビリビリきます。PEは安価(1m15円)ですが注意点はコーティングが剥がれ
ると強度が落ちるので先糸の上の方は釣行度に確認が必要です。仕掛けを含めトラブル時はカラマンフックの下か
ら全て交換するので予備を常時四プール以上を携帯しています。近年は巨鮎が少なくなりラインをサイズダウンし
ても大丈夫なようですが生育状態によって使い分けして下さい。初心者は扱いやすいナイロン糸が無難です。
ハリスはナイロン1号、長さ30pに切り双方の先端にチチワを作る。この部分は常時といっていいくらい川底の
石と接触しているので一釣行のごとに鼻カン仕掛けと一緒に交換しています。
おもりをつけたり鼻カンと併用して背針を使う時に使いますが主におもりを使用し背針はトロ場でのみで鼻カン
と併用しています。おもりと背針がワンタッチで交換できるようにしてあります。編み込む糸はニット用レジロン
ミシン糸(手芸店にあります)で左右各10回編み付け2回括り3mm余らせて括り節を付けその先を少し焼く。
ハリスはナイロン1.5号(フロロは固いので大鮎が掛かると括り節から切れやすい)、長さは70p。編み込む糸は
C編み込み使ったレジロンミシン糸で22pに切り鮎グッズにある仕掛け編込み器を使用し先糸の付く方から左右各
5回編込み1回縛り2本の糸を自作鼻カンに通し左側にあるフックに引っかけ掛け中央のハリスに向け編み込んでい
き上側と同じように左右各5回編込み2回縛り余り糸を3mm残し切り、編み込んだ部分をハリスのどちらかの先端ま
で移動し先を少し焼く。最下部に逆バリを付け瞬間接着剤を付ける。背針の装着部は編み込みでずらせられるので
背針は何処でも打てる。一釣行ごとに先糸と一緒に交換しています。
ワンタッチ鼻カンは掛かった衝撃でおとり鮎が外れる事が頻繁にあり自作鼻カンに変更。真鍮の針金1mmを使い
造りたい内径のドライバー等に巻き付けニッパ切って先端を削り糸括り場所に溝を付け出来上がり。背針は現地の
状況に応じて鼻カン+背針やおもりを付け使い分けていますが主に鼻カン+おもりで使ってます。鼻カンEは自作
で鼻カンと併用時の背針Dは、がまかつ鮎エサS.P3号(返しは折ってます)+フックハリス止(小小)で半田付けして
ありCの編み込みの括り節に付けます。
自作で、がまかつ丸せいご6号+フックハリス止(小)で半田付けしてあります。軸の太い針でないと大鮎が掛か
った衝撃で折れてしまいます。
ハリスはナイロン2号で長さは12p、掛け針の元と先端に掛かった衝撃で抜けないように括り節を付け、針は懐
が深くばらけにくい、がま長良8、8.5号(若鮎・盛期)、形は蝶で場所と状態によっては3本錨を使用する時もあり
ます。蝶の2本針は底掛かりは軽減出来、しっかりと掛かってくれますが錨に比べ掛りが遅いようです。
ガヤの天然木を使用しています。冬期中に切り出し表皮をはぎ一年以上屋内で乾燥し枝の両先端の繋ぎと丸める
以外は加工せず木生りで作ります。流出しても下流部で浮きながら流れている事が多く見つけやすい。網は39pの
素だもで枠は直径36p、たもの素材はナイロンモノフィラメントです。腰に差して立ち込む場合は流失しないよう
に注意が必要で素だもを使っているので通い筒を携帯しています。大物は荒瀬とか足場の悪い場所が多いので尻手
ロープを付けた流しタモ(直径30p)を造り掛かったら燕返しで上流に引き抜き寄せで取り込んでいます。
初心者は最初は1,000円前後の物でいいと思います。流出したり現場に忘れたりします。
各メーカーからいろんなタイツが販売されていますが私はオーダーメードのものを使っています。メーカー品ほ
ど華やかさはないが自分の体にぴったりし一日中身につけていても疲れが少なく市販品のような経年による縮みも
少なく永く使え長さも自由に作れて修理もできドライも作れ費用は約 3万円前後です。解禁当初はドライ、最盛期
以降は通常のタイツで各2着ずつ作り交互に使っています。製造者がタイツの材質がゴムの中の気泡が少なく経年
での縮みが無いので長く使えると言っていたのを思い出しましたが、残念ですがこの業者は廃業してしまいました
。当然、採寸して作るので、ずっと着てても疲れを感じないし10年以上使えるという事は元は十分取れていると思
います。上記のように使い分けていますが、2000年に作ったタイツが2020年には水の浸入が防げなくなり新しい店
を見つけオーダーしてきました。もう一枚のタイツは2006年に作りましたがゴムは少し堅くなってきてますがまだ
まだ現役です。メーカー品の様な派手さは無いですが長い目で見ればオーダー品ですが安上がりです。
店は香美市土佐山田町にある「株式会社あすか」で☎は0887-52-8315です。値段は20,000円位だそうです。忙しい
ようで根気よく電話してください。HPもありネットからの問い合わせ出来ますのでLINKのページ にリンクしてお
きます。
この河川は胸まで立ち込んだり泳いだりするためタイツから水が抜けるものでないと危ないので解禁当初からドラ
イタイツは使用していません。
自作できるものから挑戦してみて下さい。