安芸川・伊尾木川情報 2019年
3月16日(土曜日)
安芸川(写真左 横瀬)
今年に入って雨は降りますが、ま
とまった雨が降らず干し上がってい
ます。河口まで繋がる降雨はまだあ
りません。
伊尾木川(写真右 有井堰)
こちらは年がら年中瀬切れしない
いので水量はありますが超渇水です。県内水面が潜水調査をしましたが剥き跡は有りましたが魚影は確認できてませ
ん。
4月11日(木曜日)
今年初めての鮎の稚魚の放流に
伊尾木川に行ってきました。
昨年の未曾有の大雨で砂や砂利が
川を埋めつくし例年の放流場所で
の放流が困難な所も有り、放流場
所の選定が難しく、比較的状態の
良い観音、イモジマ、奈比賀、荒谷、大熊、黒瀬裏の六カ所に放流してきました。放流量の詳細は→河川情報2019
→芸陽漁協放流詳細で確認して下さい。写真左は観音、右は大熊での放流の様子です。
昨年の未曾有の大雨で河川は復旧工事の真っ盛りで中で、稚鮎の放流が始まり関係省庁・各事業所に川の水の濁り
に最新の注意をするように通達してありますが、濁りの発生を確認した場合は当組合にご一報下さい。
4月12日(金曜日)
昨日に続き安芸川の放流です。
安芸川も伊尾木川同様、淵が埋ま
ってしまい砂利の瀬ばかりになっ
ていて、こちらも放流場所に悩み
ました。特に安芸川の放流筒は無
傷が根野の一カ所だけで柳瀬は補
修で復活させ他は流出しており全
てバケツリレーで放流してきまし
た。放流場所は長河原(写真上左)
、芝屋(写真上右)、柳瀬(写真下)
の三カ所に放流してきました。
放流量の詳細は→河川情報2019→
芸陽漁協放流詳細で確認して下さい。安芸川は小雨の影響で観音淵から下流が干し上がっており、天然遡上は今後
の雨待ちです。安芸川も災害復旧工事真っ盛りで、特に道路の護岸工事が多く場所によって瀬替えされていて、濁
りが発生しやすく、こちらも稚鮎の放流が始まり関係省庁・各事業所に川の水の濁りに最新の注意をするように通
達してありますが、濁りの発生を確認した場合は当組合にご一報下さい。
4月15日(月曜日)
昨日、一日中雨で観測所のある
押谷で総雨量59mmの降雨がありま
した。一時間雨量の最大は16時に
10mmでシトシトという感じで雨で
した。15日7時の横瀬(写真左)と
約500m下流の横渕下流(右)の昨年
堤防が切れて工事中前の瀬変えし
た場所で残念ながら河口まで繋がる増水ではありませんでした。繋がったとしても、これくらいの増水で遡上は期
待できません。天然鮎は春日橋下流で足止めされており大幅増水待ちです。
4月17日(水曜日)
急遽、安芸川支流の江川川と上尾川川に稚鮎の放流をしました。先日の
4月14日の降雨までは上流域も渇水で放流できる水量では無かったのです
が、この降雨でやっと放流できる水量になりました。江川川は堰堤の上流
二カ所(地名は不明)に25kg放流、写真は最上流で放流したものです。上尾
川川は桃ノ久の堰の上下流、行き詰めの堰堤上下流に放流。サイズは10g
がメインで良型も混じっていました。放流量の詳細は→河川情報2019→
芸陽漁協放流詳細で確認して下さい。
4月18日(木曜日)
組合前、観音(川北堰堤上下流)、
イモジマ、荒谷、大熊、黒瀬堤上
の六カ所に放流。昨年の未曾有の
出水で何処も砂が巻いており、そ
れに例年より水量が少なく放流場
所に苦慮の放流です。放流量の詳細は→河川情報2019→芸陽漁協放流詳細で確認して下さい。
写真左は組合前で右は荒谷です。
4月19日(金曜日)
昨日に続き安芸川に鮎の稚魚の
放流です。昨年の災害で中流部は
道路の護岸工事で瀬変えされいて
人工瀬になっており放流場所が限
られ長河原、芝屋、柏瀬橋、畑山
橋、旧発電所前、大野橋と七カ所
の放流となりました。放流量の詳細は→河川情報2019→芸陽漁協放流詳細で確認して下さい。写真左は長河原、
右は旧発電所前の放流状況です。
4月25日(木曜日)
安芸川(横瀬)
昨日、一日中の降雨で観測所のある押谷で24日20時の降り止みまでに総
雨量79mm、水位1.16を記録。今年初めて河口まで通水しました。昨日の19
時頃は赤濁りでしたが、今朝は笹濁りよりちょっときつい濁りまで回復し
ていたので上流域の状態は随分回復傾向にあるようです。ですが写真の通
り砂利を流すような出水では無く、このまま降雨が無ければ4〜5日で瀬切
れしてしまいそうです。
伊尾木川(有井堰)
こちらも昨日は一日中の降雨で観測所のある古井で24日の降り止みの19
時までに総雨量が66mm降りました。こちらも笹濁りよりちょっときつい濁
りでしたが、さほどの増水ではありませんでした。安芸川同様、昨年の災
害で復旧工事が真っ盛りで業者には早々の完成と工事で発生した濁水は沈
澱池を造り濁水を貯めて水が澄んでから川に流さないように指導していま
す。これで両河川とも少しは天然鮎の遡上が促され期待できるようになり
ましたが、この出水での大量の遡上は期待薄で、もっと大きな出水待ちです。
4月30日(火曜日)
安芸川(横瀬)
昨日の午後から雨が降り出し今日の明け方近くまで降っていたようです
が、今朝の7時には上がっていました。観測所の押谷で総降雨量が46mmで
水位のピークが1.01mで4月25日の増水と同じくらいの増水で濁りは赤濁り
と言うほどは濁って無かったですが結構ありましたした。瀬切れ寸前だっ
たので恵みの雨にはなったんですが、いかんせん降雨量が少なく一時しの
ぎになっただけでした。
伊尾木川(有ノ木橋から下流)
こちらも観測所のある古井では総降雨量60mmで期待した降雨量では無く
目立った水量の変化はありませんでした。濁りも安芸川ほどでは無く笹濁
りよりは少しキツい感じでした。 昨日から期待の雨で2日前のYahooの天
気予報では30日は大雨と表示されていましたが、昨日はただの雨に変わっ
ていました。今朝は青空も若干覗いていましたが曇り空で、このまま雨は
上がりそうな雲行きです。先日と今日の増水で天然遡上が若干ですが期待
が持てるようになりつつありますが、今後の大幅な増水待ちです。
5月1日(水曜日)
安芸川(横瀬)
昨日の朝は青空も覗いていましたが、徐々に曇り昼前には小雨が降りだ
し午後からはシトシトと言う雨に変わり一日中雨の日で、昨日の総雨量は
17mmでした。水量は昨日と比べて見た目は変わっていませんでしたが濁り
は笹濁りでした。昨年7月の災害以前は、この程度の増水では濁りは出な
かったのですが災害以降はちょっとの増水でも赤濁りになり、この状態が
シーズンオフまで続いていましたが、今年になり復旧工事も進んできたの
か随分回復してきたように思われます。今後の大きな増水でどうなるか分かると思います。今年は降雨の天気予報
が出るたびに、災害の起こるような大水では困りますが、大雨が降るのを待ち焦がれています。
5月2日(木曜日)
伊尾木川(西ノ川ダム上流)
西ノ川ダム上流の古井、別役地区の放流に行ってきました。本来は四ト
ン車で500kg放流予定でしたが、昨年の災害で復旧工事が手つかずで崖崩
れは部分的に土砂を取り除いた状態、道路の流出は鉄板を設置しただけの
応急措置で、とりあえずは四トン車以下は通行できる状態にしてあるよう
ですが、放流鮎と水を満載した四トン車では危険と判断し放流量を半分の
250kgして二トン車で放流に行きました。上流域も土砂で埋まってしまっ
ており小石の瀬に様変わりし淵が無くなっていました。放流場所は旧古井
小学校前、横荒、島、下瀬、桑ノ木橋、須藤下、須藤、本流と高橋川合流
点の八カ所に250kg放流してきました。毎年放流してきた最下流の古井赤
橋は昨年の災害で橋は跡形も無く流されていて、放流筒も途中から切れ流
出、川の水も右岸側を流れていて放流を断念。写真上は須藤、下は本流と
高橋川合流点です。残りの250kgは後日放流になります。気になった事は、
下流域に濁りがあり先日の降雨の影響かと注視しながら上流に行きました
が横荒まで行くと澄んでおり、濁りの元は確認できませんでしたが横荒から下流域のいくつかの小さな谷から濁り
が流れ込んできてるようで下流に行くほど濁りがキツくなってきていました。
5月9日(木曜日)
安芸川(春日橋下流)
連日、春日橋周辺で大きな天然鮎の群れが見えているという情報で確認
に行ってきました。写真は春日橋直下の下流で10時頃に確認できた天然鮎
で、大きな二つの群れが確認できました。他にも大きな群れをいくつか見
たという情報もあったので、これは一部かも知れません。今年は降雨量が
少なく両河川とも渇水ですが、伊尾木川は渇水でも年中瀬切れは無く河口
まで繋がってますが、安芸川は安芸平野の用水をほとんど賄っている事も
あり渇水の影響をもろに受ける河川で、今年に入り河口まで繋がる増水は
2回ありましたが、降雨量が少なかった事で先日から沢ノ平橋周辺で瀬切
れしており瀬切れした水溜まりを見てみましたが石は泥を積んでいてハミ
跡も無く遡上鮎は1匹も確認できませんでした。やはり天然鮎の遡上を促
す増水では無かった為に下流域の天然鮎は足止めされた形になりました。
中途半端に遡上して瀬切れした沢ノ平橋周辺で全滅するよりはましかと思われます。今後の遡上を促すような降雨
待ちです。
5月16日(木曜日)
伊尾木川下流域
今年最後の予定放流をしてきま
した。最下流の国道橋の伊尾木橋
上流(写真左)では天然鮎が多く見
られ一安心出来ました。放流場所
は組合前、イモジマ、荒谷、黒瀬
裏、大井、アセビ谷の6カ所、放
流量の詳細は行事→放流事業→2019年で確認して下さい。予定放流はこれで終わりですが解禁後の状態によっては
追加放流も予定しています。
5月17日(金曜日)
安芸川
今年最後の予定放流です。超渇
水の中の解禁日まで15日を切りっ
ての放流になりましたが、10pを
超す物もいましたが、今回の放流
は解禁日までには間に合いそうに
ありません。放流場所は下流から
丸山、根野、柳井瀬、畑山&張川合流点、畑山橋、張川の寺内橋、第一堰堤上の7カ所にしてきました。放流量の
詳細は行事→放流事業→2019年で確認して下さい。今年は、まとまった降雨が無く渇水が解消されない中での放流
となり、昨年の豪雨で淵という淵が埋まり放流をしたものの今後の大水で流されないかと心配の種が尽きません。
5月18日(土曜日)
今日、潜水調査を行いました。安芸川は根野と長河原を調査しましたが、まだ居着き鮎も見られず魚影も薄く現
時点では期待薄です。伊尾木川は奈比賀と有井堰を調査しましたが、奈比賀も魚影が薄く唯一有井堰では確認でき
ました。今後の出水で状況が変わると思いますので、解禁日までには事前調査は必要かと思われます。
5月19日(日曜日)
伊尾木川 西ノ川ダム上流
今年計画放流最後の放流をして
きました。出来るだけ広範囲の放
流を心がけましたが、川の状態に
より断念した箇所も有りました。
旧古井小学校前、横荒、島、桑ノ
木橋、須藤下、須藤、別役、ケヤ
キ谷の8カ所、いつも放流している古井赤橋は昨年の災害で橋が流出して放水筒も途中から切れて、流れも右岸側
に変わっており放流を断念しました。今後、解禁後の状態によっては追加放流も予定をしています。
5月21日(火曜日) 安芸川(横瀬)
安芸川(横瀬)
昨日のAM9時から今朝のAM1時までに総雨量が観測所のある押谷で154mm
の降雨を観測し、今年一番の出水となりましたが天気予報からすると予想
より少ない増水でした。濁りは赤濁りで、通常この程度の降雨では赤濁り
になるほどの降雨では無く昨年の災害の影響が出ているようで、この濁り
が取れるのにどれくらいの日数で取れるか注視です。 横瀬はこの増水ま
では瀬切れし干し上がっていたので一息付けました。
伊尾木川(有ノ木橋下流)
昨日のAM9時から今朝のAM1時までに総雨量144mmを観測所のある古井で
観測し赤濁りの増水になりました。上流域は昨年の災害後、本格的な復旧
工事は手つかずで仮設復旧のままで、こちらもこの濁りがいつ取れるか注
視です。両河川とも川相が変わるほどの出水では無く川相は変わっていま
せんが、この増水で川底の汚れは流されたと思われ、好転してくれれば良
いんですが。
5月28日(火曜日)
朝の5時から雨が降り出し16時
頃にはやみましたが総雨量は安芸
川の押谷観測所で88mm、伊尾木川
の古井観測所で76mmと雨量はたい
したことなかったですが、昨年の
災害の影響で両河川とも赤濁りに
なりました。この赤濁り、前回の
出水では降雨量は少なかったものの、川底に砂利や砂が多く溜まっていて増水によって小石や砂が流され石垢を流
しきっていて白川状態でした。今回も似たような感じかもしれません。伊尾木川は昨年の災害で発電所修理の為に
ダムゲートは開きぱなしで、両河川とも3〜4日で笹濁り程度まで澄んでくると思われますが石垢が残っているかど
うか不明です。解禁日まで4日、一度下見は必要かと。
5月30日(木曜日)
安芸川(横瀬)
解禁日を2日後に控え濁りの原
因究明を兼ね上流まで行ってきま
した。支流の畑山川は濁りもなく
澄んでいて張川は笹濁りより薄い
濁りでした。濁りは災害復旧工事
の濁りではなく桑ゲダビの下流の
複数の小さな谷から流れ込んで来て下流に行くほど濁りがキツくなっていましたが流れ込んで来ている谷の確認は
出来ませんでした。写真左が水量、右が濁りの状態で透明度は10pも有りませんでした。
伊尾木川(有ノ木橋下流)
こちらも濁りは安芸川と似た感
じで写真左が今日の水量、右は透
明度で安芸川より濁りがキツい感
じがしました。こちらも横荒まで
は水は澄んでいましたが横荒から
下流は複数の小さな谷から流れ込
んで来て下流に行くほど濁りがキツくなっていましたが流れ込んで来ている谷の確認は出来ませんでした。解禁日
の情報ですが、両河川とも中流域から下流域は濁りで水中を確認できることが出来ず、石のある場所で竿だししな
いと分からない状態です。
6月7日(金曜日)
安芸川(横瀬 15時)
早朝から雨脚の強い雨が昼過ぎまで降り、押谷の観測所5時から14時の
間に総雨量168mm降雨を記録しました。今年初めての大幅増水で赤濁りに
なりリセットされました。昨年の災害で、淵や瀬が土砂が埋もってしまい
ましたが、この出水で川相が少しは変わり淵が復元しつつあると思われま
すが、昨年の災害以降、濁りの澄むのが遅くなっており本来なら2〜3日で
澄んでいましたが澄む日数の予想が出来ない状態ですが、あえて予想すれ
ば4〜5日で澄んでくれると思います。
伊尾木川(県道から有井堰を望む 15時30分)
こちらも今年初めての大幅増水で、観測所のある古井で5時から17時ま
でに総雨量188mmを観測、赤濁りのリセットになりました。この増水で昨
年の災害で溜まっていた砂利や土砂が流され、少しは各ポイントの復活が
見込まれます。濁りがいつ頃取れるかは未定ですが澄んでくると好転も考
えられます。西ノ川ダムでは昨日からダム周辺や発電所(奈比賀)の復旧が
完了し試験湛水に入っています。試験湛水と言っても流入量の半分貯めな
がら半分は放流という試験湛水です。今後、ダム湖の様子をみながら異変がなければ通常運転になります。
6月9日(日曜日)
安芸川(山田橋下流)
増水から二日経ちましたがまだ
濁りがキツく残っています(写真
上左右)。昨年の災害前迄は二日
経てば笹濁りまで回復していて竿
出し出来る状態になっていました
が、週末当たりには何とか出来そ
うになりそうですが今は無理なようです。
伊尾木川(駐車場下流)
二日前の増水時の濁りよりちょ
っとは澄んできたかなって感じで
すが、増水時と濁りはあんまり変
わって無いような感じです(写真
下左右)。上流の災害復旧作業が
手つかずに近い状態で、崩れた山
からの土砂の濁りで濁りが取れにくくなっているようで澄んでくるのは今の水量の半分くらいになると澄んでくる
のではと予想しています。両河川ともAM7時頃の様子です。
今回の増水で土砂や砂も一緒に流され石垢は全て飛んでいるものと思われリセットされましたが濁りで石に垢が
付いてくるのが遅くなりそうです。今回の出水で昨年の大水で埋まってしまった淵や石が復活してくれたかもと嬉
しい予想もしています。
6月11日(火曜日)
安芸川(山田橋下流)
二日前の状態と比べてみてくだ
さい。写真上左が今日、右が9日
で、濁りが度合いが分かります。
写真下左は水際ですがこれでも澄
みぐわいが確認できます。昨年の
災害後は瀬切れする頃まで水量が
減ると澄んでましたが随分回復し
てきました。右は山田橋下流の石
で分かりづらいですが、1p未満
の剥き跡(左の石を二筋と右側の
石はしっかりと磨いてありました
)でしたがハッキリと確認できま
した。この分だと明日には入漁で
きそうですが透明度がないため水深のある場所は確認できてないので魚影の濃さは不明です。
6月16日(日曜日)
安芸川(山田橋下流)
昨日の総雨量は64mmで、たいし
た降雨ではありませんでしたが、
昨日の夕方から濁りが入ってきて
、昨日よりもっと濁りました。
写真上左右のような濁りになりま
した。
伊尾木川(有井堰を望む)
こちらも総雨量が69mmの降雨が
あり、たいした雨量ではなかった
んですが、昨日の夕方から写真下
左右のように赤濁りになりました
。両河川とも昨年の災害の影響が
続いていることが伺えます。当面
はこの状態が予想されます。
6月22日(土曜日)
安芸川
解禁日以降、出水で流されていないとかサイズが小さい等の悪い情報だ
らけで良いところ探しに情報収集に行ってきました。写真は畑山川で放流
魚と思われる群れを発見、総勢50匹程度の群れでした。見ての通り濁りは
昨年の災害のから復活し濁りはありませんでした。今年二回の出水で畑山
川は淵も構成されつつあり瀬も石が顔を出しつつありますが、本流と張川
はまだです。本流の復旧工事で貯水池から滲み出ている濁りが流れてきて
おり下流域は弱い濁りが発生しております。帰りに栃ノ木堰と丸山堰の魚道のゴミを取り除いてきましたが、栃ノ
木堰では遡上鮎は一匹も確認できませんでしたが、下流の丸山堰では数は少なかったですが天然遡上が確認できま
した。釣り人も3人と一桁台の寂しい状況で帰りには居ませんでした。
6月24日(月曜日)
安芸川(山田橋下流)
昨日の夕方にかけ集中豪雨に近
い降雨が短時間であり、押谷の観
測所で総雨量45mmを観測。昨年ま
ではこれくらいの出水では濁りも
しなかったんですが、ちょっとキ
ツい濁りが入りました(写真上左
右)。2〜3日すれば入漁ができる濁りになりそうです。この出水の前は各ポイントではハミ跡は確認できてました
が掛かりません。
伊尾木川(有井堰下流)
こちらも観測所の古井で総雨量
86mmを記録してましたが、たいし
た増水では無いんですが、赤濁り
に近い増水となりました(写真下
左右)。出水前は釣行できるまで
澄んできていましたが一週間以上
釣行は無理そうです。
6月28日(金曜日)
安芸川(山田橋下流 AM6時30分)
この時期珍しく日本に接近した
台風3号でまとまった降雨があり
ました。昨日からの降雨で観測地
点の押谷で総雨量178mmを観測、
写真左の増水となりました。右は
山田橋直下の濁りの程度です。こ
の増水で釣果はともかく今週末の入漁は無理になりました。これで、ある程度の砂利は流されたと思われ徐々にで
すが埋まった石が顔を出しつつあると期待です。
8月3日(土曜日)
安芸川と伊尾木川に鮎の追加放
流しました。安芸川50kg、伊尾木
川50kgの合計100kgです。詳細は
安芸川は山田橋15kg、野根35kgの
合計50kg。濁りもだいぶ取れてき
て山田橋下流では二人の釣り人が
竿を出していました。
伊尾木川は有ノ木橋20kg、駐車場30kgの放流です。こちらも濁りは取れてきていましたが釣り人は確認できません
でした。1尾平均40gで各両河川約12,500匹、合計約25,000匹の放流です。週明けに台風8号がこちらを伺ってます
が、大雨にならなければ良いんですが・・・。写真左は安芸川の根野、右は伊尾木川の駐車場です。
8月15日(木曜日)
今日はえさ釣り解禁日でしたが台風10号の来襲で大幅増水、赤濁りで釣りになりません。未明からの降雨で昼頃
からは風雨も強くなってきた足の遅い台風です。
安芸川(山田橋下流)
観測所の押谷で17時時点で総雨量346mm、水位は2.14mと氾濫注意水位&
避難判断水位2.2mに迫る今年一番の増水となりました。昨年の災害以降砂
利で埋まってしまってましたが、支流の畑山川は徐々に淵が復活しつつあ
り支流を含め今回の出水で本流も回復してきていると思われます。今回の
濁りも澄んでくるのに1週間いや2週間かかると思いますが、えさ釣りは笹
濁りくらいで竿だしできるようで来週末には出来そうです。
最終総雨量は16日1時迄に482mm、最高水位16日1時に2.27m
伊尾木川(駐車場より上流)
観測所の古井で17時時点で総雨量625mm、水位は14時に2.81mと氾濫注意
水位2.8mを超え、昨年7月の災害以来の大幅出水です。こちらも昨年の災
害以降砂利で埋まってしまってましたが、この出水で回復してきていると
思われます。増水中で木材や生竹が次から次と流されてきていました。
濁りが取れるのが遅いのでえさ釣りができそうな時期は不明ですが、台風
通過後、強い降雨が続いており、もっと増水する可能性もあります。
両河川の写真は13時の様子です。最終総雨量は16日5時迄に794mm、最高水位は15日14時に2.81m
8月21日(水曜日)
8月15日の台風10号の来襲で増水した両河川ですが、増水後6日目の安芸川(写真上)と伊尾木川(写真下)です。
安芸川(山田橋から下流)
赤濁りも取れてきて何とか、えさ釣りが出来る状態まで回復してきまし
た。ポイントとしては濁りで魚影の確認は出来てませんが、災害復旧工事
が終わった丸山堰下流から上流の長河原あたりまでと思われます。今回の
増水で支流の張川で山崩れが発生しており濁りが取れるのに時間がかかっ
ています。昨年の災害の復旧工事で瀬変えで出来た人口瀬も解消され以前
の瀬に戻りつつありますが川底の石の状態は確認できてません。
伊尾木川(駐車場から上流)
見ての通り増水後6日後でも赤濁り状態で、えさ釣りも出来る状態では
ありません。前回の降雨で総雨量が794mmまで達しており上流域で相当の
土砂が流れ込んで来ているものと思われ釣りができるようになる予想がつ
かないのが現状です。
8月3日に放流した1尾40g、合計約25,000匹の鮎の存在が気がかりですが
海に流されてしまった等の憶測も流れていますが、流域に留まっている予
想もでき、この鮎たちに期待です。
10月3日(木曜日)
安芸川(山田橋下流から冨家橋を望む)
観測所の押谷で降り始めから降り終わりの13時まで総雨量が87mmで昨年
の災害前までは赤濁りする増水では有りませんでしたが災害後は少しの出
水でも赤濁りになるようになり、この一年は澄むのに減水し瀬切れ寸前あ
たりで澄んできていましたが、最近は一週間足らずで澄むようになり淵や
瀬も復活しつつありますが、大きな出水では上流から大量の土砂を運んで
きており復活しては土砂に埋まりの繰り返しです。澄むのが早くなり遊漁
者もチラホラ見かけるようになりました。
10月15日(火曜日)
本日を以て2019年度の鮎漁が禁漁になりました。落ち鮎は12月1日から解禁予定です。
安芸川では道路の災害復旧工事もほぼ終わり、増水後の濁りが5日ぐらいで笹濁りになるまでに回復しきていて淵
も徐々に復活しつつあり9月以降、釣り人も見かけるようになりました。落ち鮎は昨年同様、栃ノ木橋の上流で溜
まって楽しめる事と思います。
伊尾木川は瀬切れ寸前までに赤濁り状態で、干し上がった石は泥を被っており鮎の生息痕を発見するのが難しい状
態です。災害復旧工事が来年から本格的に始まるので、当分の間は増水での濁りと工事の濁りにあい来年の漁も期
待薄かも。現状より良くなる事を願います。西ノ川ダム上流は徐々に回復傾向にあり、来季は桑ノ木橋から上流で
楽しめそうです。
12月2日(月曜日)
安芸川 安芸川(写真上 山田橋下流)
早朝の2時から7時までの間に観測所の押谷で総雨量58mmの降雨があり、
ピークは4時で22mmの降雨で水位は1.21mまで上昇しました。短時間の降雨
で赤濁りの増水となりましたが、増水量は多くないんですが河口まで繋が
る増水で瀬切れが解消され、上流域に留まっていた鮎たちは一気に河口ま
で下っていったものと思われます。今年上流での落ち鮎は解禁日だけで終
わりましたが、3〜4日経てば澄んでくると思われ下流域の春日橋から天神
坊橋までの区間で漁が出来るようになります。上流に溜まっていた鮎も全
てが下降したとは思われず、徐々に尾川川合流点周辺に集まってくると思
われ、今後も栃ノ木堰周辺は禁漁日までチェックは必要かと思います。
伊尾木川(写真下 有ノ木橋上流)
早朝の2時〜7時にかけ観測所の古井で総雨量58mmの雨量を観測し赤濁りに
なりました。落ち鮎の解禁日は入漁者は誰も居なくて寂しい解禁日になり
ましたが、この増水で上流に留まっていた鮎が一気に下降してきた可能性
もあり有ノ木橋周辺のチェックが必要だと思われます。
追加情報
今日15時30分の安芸川山田橋下流の濁り具合です。山田橋は今朝の10時
頃の様子で、15時間30分には赤濁りは取れて笹濁りに近い状態まで澄んで
きてました。この分だと明日にはえさ釣りが可能になりますが、魚影の濃
さが全く分からず憶測に域になりますが、解禁日に魚影の濃かった天神坊
橋から春日橋の間が無難かと思われます。ただし、確実な情報では無いの
で参考程度に思ってください。魚影の濃さや釣れぐあい等の情報が入れば
記載いたします。