『 体温(ぬくもり)』

その身を焦がし いのちを灯す螢のような
静かな情熱が あなたに似ている。
わずかに触れた琴線が、あなたの体温を伝えてる。
時としてゆずれない生き方が
諸刃の剣のように お互いを傷つけてゆく。
突き放す優しさと、見守り続ける厳しさと、
不器用で せつなくて、愛おしくて・・・視線はずせない。
傷つけることが悲しくて、傷つくことに慣れていく・・・
微熱だけでは推し量れない あなたの体温。             

                                   







体温(ぬくもり)が伝えるものって何でしょう?
ただ単に、基礎体温が高い、低いだけではなく
もっと大事な何かを 伝えているような気がします。
子供の頃、だっこされた時のぬくもりを まだ覚えていますか?
その ぬくもりを ちゃんと誰かに伝えられていますか?
器用すぎて うまく伝わらない事があります。
不器用だからこそ 伝わる事もあります。
優しさだけに愛を求めてはいけません。
厳しさの中にこそ 真実が隠れている事もあるはず。
あした・・・あなたのぬくもりを 誰かに伝えに行きませんか?








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