- Toru OOO-18S Custom -


モデル名 000-18 12Flet Joint SlottedHead Model 2004年10月完成
トップ材 シトカスプルース
サイド、バック材 マホガニー
ネック材 マホガニー(25inch Scale、Ajustablerod)
指板材 エボニー
ブリッジ材 ハカランダ
ヘッド化粧板 ハカランダ
ナット・サドル材 牛骨(ナット幅:44.5mm)
チューニングペグ Waverly Nickel
インレイ ◎ ローゼット:アバロン貝でパーフリング
◎ 指板:白蝶貝で12F,9F,7F,5Fにインレイ
◎ ヘッド:黒蝶貝でロゴ「T」
ブレーシング スキャロップド Xブレーシング(スプルース)
バック:マホガニー
バインディング ローズウッド
塗装・仕上 ラッカー
Toru OOO18S
Toru OOO18S

http://www.niji.or.jp/home/emotion/

このギターは、友人が自身で製作し、本人が使っていたのですが、ひょんな縁で私が所有することにあいなりました。5,7,9Flet のインレイは、後から希望して入れてもらいました。

現在は、Martin、Gibson、Santacruz、Collings などの名器を差し置いて、メインで使用しているギターです。なぜメインになりえているのかというと、単純に扱いやすいからです。あまり遠慮が無いというのもありますが、抱えやすいボディー、握りやすいネック、押さえやすい弦間とショートスケールならではのフレット間、そして扱いやすいテンション。加えて 12FletJoint ならではの豊かなサスティーンと、見かけによらない倍音豊かな響きと音色です。どれをとっても私にとっては扱いやすいギターなのです。特にネックの感じは非常に秀逸です。難儀なのは弦の交換くらいです。

サウンドに関して追記すれば、12FletJoint の割にはしつこくなく、適度に乾いた、とても気持ちのよい響きです。ブレイシングはスキャロップドフォワードシフテッドXブレイシングを基本に、多少オリジナリティーを加えているようで、倍音豊かな響きです。と言っても L53 のようなゴージャスな響きではありません、D45 のような華やかな煌びやかさでもありません。弦を6本全部弾きおろさなくても、3本くらいで十分なサウンドを得られると言う感じ。
あえてサウンド的な注文を言えば、少し軽い。もう少しネックが太いか、ヘッドが厚ければ違ってくるのでしょうが、ネックが太くなれば扱いにくくなります。そこで、気分を変えたいときにはヘッドの裏にゴルフのヘッドバランス調整用の鉛を適当に貼っております(エレキでは当たり前のようです)。

音色は弦に寄っても変わってきます。私が試した限りでは、JohnPearse #600L がベストマッチだと感じています。この弦はちょっとお高いのですが、まあ許容範囲です。以前は個人輸入しておりましたが、最近はサウンドハウスで常時在庫を置いてくれているので助かっています。
特徴は反応が早い(MSPに比べて)こと、適度にカラッとしていることです。品質のばらつきもないです(2弦が2本入っていたことはあります)。やや強めのテンションはショートスケールのギターにはよく合います。あえて注文を言えば、1弦の太さは Martin 弦の方がいいかなっていうくらいです。


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