空と文字(ROAD)

色 紙 歳 時 記  







  








紅梅に  積りし雪は 染まりけり   (永井龍男の句)   
















山里に  山吹きの花 ひかりをり (菅野陽雲の句)



























山吹の 一重の花の 重なりぬ    (高野素十の句)

























白雲を 吹き尽したる 新樹かな   (才麿の句)

































目には青葉 山ほととぎす 初鰹 (素堂の句)
















藍々(あおあお)と 五月の穂高 雲をいづ   (飯田蛇笏の句)




























  夏きざしつつ   青雲と   野の樫と    (木下夕爾の句)  






















初夏や  夕月に添ふ 星一つ (小沢碧童の句)






























吾も亦(また) 紅なりと ひそやかに   (高浜虚子の句)


吾亦紅(ワレモコウ)をうたった句






















秋草の 野にある心 活けられし   (稲畑汀子の句)





































草の花 ひたすら咲いて みせにけり  (久保田万太郎の句)



















茶花(さざんか)の 散るにまかせて 晴れ渡り (永井東門居の句)



















松風や  井に立ちて聞く  四方の春   (籾山梓月の句)    

















七草の 粥(かゆ)のあをみや いさぎよき  (松瀬青々の句)





















ひともとは かたき莟(つぼみ)や ふく寿草    (召波の句)





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