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成功や経済的独立を手中にするのは、往々にして、
それを得るために努力した理由がなくなってしまってからであるのは、
人生のまさに悲しい皮肉だ。
-E.グラスゴー[1873-1945](米:小説家)-
人生の目的は行為であって、思想ではない。
-T.カーライル[1795-1881](英:歴史家.思想家)-
照りつける暑さ、蒸し暑さ、うだるような暑熱。七月。
ペースを落とすか、立ち止まること。
野心や期待を捨て、通勤や服や携帯電話や暦を捨てる時。
私達の欲望は減少したように思える。
必要が満たされたからだろうか?
屋内屋外を問わず、涼しい片隅、冷たい飲み物、爽やかな風が快い。
厳しい日中の暑さからの休息。行儀作法はひとまず休憩。
夏は季節というより、メロディーで、
毎日が美しくぼやけ始める時に口ずさむ、充足感の調べだ。
-サラ・バン・ブラナック-
美しい七月
蜜峰の囁きかけるような羽音と日焼けのクリームの匂い
-シンシア・ウィッカム-
自分は有用な人材であるという自信は、
その人にとって大変有益なことである。
-カーネギー[1835-1919](米:実業家)-
友情というものは、まずこちらから何かを、
しかも何らの報酬を期待することなしに
与えることによって成り立つ。
-河盛好蔵[1902-1998](仏文学者.評論家):人とつき合う法-
誰かに人生のアドヴァイスを求められたら、
最低一年は一人で暮らしなさい、と言いたい。
何者であれ、それができないようでは、色々と困ることになるだろう。
-リタ・メエ・ブラウン(小説家)-
知は行の始め、行は知の成るなり。聖学はただ一箇の功夫(こうふ)。
知行(ちこう)は分かちて両事と作(な)すべからず。
知者行之始、行者知之成。聖学只一箇功夫。知行不可分作両事。
王陽明、伝習録より
【王陽明(おうようめい)・明代の人、病弱な体質をもっていた反面、性格は激しく
そこから生まれた陽明学は実践の学問として、現代も多くのひとが学んでいる】
◆知ることは行うことの始めであって、行うことは知ることの完成である。聖人が
学ぶことはただ一つ、知ることと行うことを別個のものとみなさない、ということである。
「疑い」は、エゴがしかける最大の罠の一つである。
-チャック・スペザーノ-
忍耐は苦しい。けれどもその実は甘い。
-J.J.ルソー[1712-78](仏:哲学者)-
世の中で生きるには、人々とつきあうことを知らなければならない。
-J.J.ルソー[1712-78](仏:哲学者)-
人間の全ての知識の中で、
最も有用でありながら最も進んでいないものは、
人間に関する知識であるように私には思われる
-J.J.ルソー[1712-78](仏:哲学者)-
私達の不幸の大部分は、私達自身が作ったものである。
もし我々が自然によって命じられた簡素で一様な孤独な生活様式を
守ったなら、不幸の殆どは避けられたであろう
-:人間不平等起源論-
-J.J.ルソー[1712-78](仏:哲学者)-
肉体は、単なる「容れ物」ではない。
その人の実像の大部分は肉体が表している
-J.ミラー[1934-](英:俳優.演出家)-
生きがいというものは、人間がいきいきと生きていくために、空気と同じようになくては
ならないものである。しかし、生きがいは損なわれやすく、うばい去られやすい。人間の
生存の根底そのものに、生きがいをおびやかすものが、まつわりついているためだろう。
(神谷美恵子・別巻69「秘密」より)
人を評価するのはよしなさい。
その前に、その人が世界をどういう風に眺めているかが
分かるようになりなさい。
-マーラ・メイブルズ・トランプ(米:モデル)-
人の意見はまず感心して聞く心を持つ。
そこから何かヒントも得られ、新しい発想も生まれてくる。
-松下幸之助[1894-1989](松下電気器具製作所創業)-
私の心に宿る思考は、そのどれもがたちまち力に転化されて、
手段という強大な道具を生みだしてくる。
-R.W.エマソン[1803-82](米:思想家.詩人)-
憂鬱はいくらでも生えてくる。
繁殖力の旺盛な、根の張った雑草だが、喜びには手入れが必要だ。
-バーバラ・ホランド
僕が学生時代に見たレンギョウの花のように、
絶望している人に対して生きる希望を与えるもの、
たとえささやかでも(一本の花)を提供する。
そんなことをいつも考えていきたい。
-新井満(作家)-
貧乏は不名誉ではない。貧乏を恥じる心が不名誉である。
古来の偉人英雄を見よ。貧乏の中から立身しているではないか。
-後藤新平[1857-1929](政治家)-
自ら大と為さざるを以(もっ)て、故(ゆえ)に能(よ)く其の大を成す。
以(其終)不自為大、故能成其大。
老子、三十四章より
【老子(ろうし)・別名「道徳経」道教の源とし儒教思想と並んで代表的中国思想の一つ】
◆どんなに大きな仕事をしても、大きい仕事をしたとは自分では意識しない。
そのような人でこそ、大きな仕事ができるのである。
子供たちがのびやかにすくすく育つために必要なのは、
理路整然としたルールや整備された環境でなく、
実は“誰かに世界一愛されている”という実感なのではなかろうか。
その実感さえあれば、たとえどんなに劣悪な環境の中でも、
子供たちはすくすく育つことができる。
-原田宗典(作家)-
恐いのは失敗することではなくて、失敗を恐れて何もしないことだ。
-本田宗一郎[1906-91](本田技研創業者)-
人間は言葉の体系。ボキャボラリーは即ち人格。
-田村隆一-
世間は活きている。理想は死んでいる。
-勝海舟[1823-99](幕臣.政治家):氷川清話-
価値のあること、人の役に立つことをやるようにすると、
満足感で退屈なところも気にならない。
-エレーン・ベンソン(米:画廊主)-
人生は一冊の本だ。風だけが読むことのできる一冊の本だ。風が枝や葉をざわざわさせて
吹きぬけてゆく。風の音は、風がものいわぬ本のページをめくってゆく音である。物語を
読むとは、そうしたものいわぬ一冊の本を開いて、語られることなく生きられた一コの物語を読むということなのだ。
(長田弘・本巻37「風」より)
自己欺瞞とは自分を欺くという意味であるが、
人間は、どのような時に大きな自己欺瞞を犯しているのだろうか?
答えは、人生に意味や論理的な統一性を与えることで、
人生や人間のあり方を合理化しようとする場合である。
−J.P.サルトル[1905-80](仏:哲学者.小説家)−
どんな一身上の過失も、自分の意志次第で立派な試練になります。過失はただ、恥じたり
悲しんだりするのみすべきではありません。
(伊藤野枝・本巻47「惑」より)
山がなければ、
登れない。
登れなければ、
上へは行けない。
上へ行けなければ、
人生には意味がない。
-R.Jones(サイコセラピスト.中毒症専門家) &
G.Jones(科学教育者)-
決断は「複眼の思想」で。
-松尾金蔵(日本鋼管相談役)-
人の上に立つものは、
部下に心の中を推し測られないために慎重に行動せねばならない。
-韓非子[?-232](中国:思想家)-
総て人の上にたつ時は、愚なるも智ある様に見ゆ、
下に居るものは、智あるも愚に見ゆるものなり。
-徳川吉宗[1684-1751](8代将軍):有徳院御実紀付録-
人は実に事業の糸に依ってのみ
自己を永く世界に折り込むことが出来る。
-木下尚江[1869-1937](社会思想家.小説家)-
心の本体は安楽にして苦痛なきものなり
苦痛はただ人々の惑にて自ら作る病なり。
-中江藤樹[1608-48](日本陽明学始祖)-
心配は真白な紙を心のイーゼルにのせ、
恐ろしいおとぎ話を描くようなもの。
生きて動き出した恐怖はパニックを引き起こす。
まぽろしと現実の区別がつかなくなり、
あなたは自分の空想の餌食となる。
-R.Jones(サイコセラピスト.中毒症専門家) &
G.Jones(科学教育者)-
地の果てまで行っても、海の向こうまで行っても、
空の果てまで行っても、山の向こうまで行っても、
友達でない人に、出会ったことはない。
-ナバホ族の格言-
我々の理想は、共同の幸福のために、力を合わせて働くことだ。
-J.ネール[1889-1964](印:政治家)-
あらゆる人の眼から、あらゆる涙を拭い去ることが、
私の最大の願望である。
-J.ネール[1889-1964](印:政治家)-
死が私達の内にない時があろうか。
生と死は一つ、目覚めと眠りは一つ、若さと老いは一つである。
-ヘラクレイトス[BC540-480]-
私は成功の秘訣は知らないが、
失敗の秘訣は知っている。それは、
すべての人を喜ばせようとすることだ。
-ビル・コスビー(米:コメディアン)-
いわゆる文学が、文学をやっているとは夢にも思っていない人々の
文学よりも、味の深いものとは思えない。
-サント=ブーブ[1804-69](仏:批評家.作家):わが毒-
土の上に生れ、土の生むものを食うて生き、
そうして死んで土になる。
われらは畢竟土の化物である。
-徳富蘆花[1868-1927](小説家):みみずのたはこと-
幸福だけの幸福はパンばかりのようなものだ。
食えはするがご馳走にはならない。
無駄なもの、無用なもの、余計なもの、多すぎるもの、
何の役にも立たないもの、それがわしは好きだ。
-V.M.ユーゴー[1802-85](仏:詩人.小説家.劇作家):レ・ミゼラブル-
人生の大いなる悲しみには勇気を、小さな悲しみには忍耐を。
一日を一生懸命こなしたら、安らかに眠れ。
神が起きていて下さるから。
-V.M.ユーゴー[1802-85](仏:詩人.小説家.劇作家)-
女は弱し、されど母は強し。
-V.M.ユーゴー[1802-85](仏:詩人.小説家.劇作家)-
昔は人々はテレビを観たが、今はただつけているだけだ。
-ルーベン・フランク(NBCニューズ社長)-
テレビは何もすることのない人々に、
何もすることの出来ない人々を見せるための装置である。
-フレッド・アレン(米:コメディアン)-
テレビは誰もが接することができ、
人々の欲求だけに支配された初めての民主的な文化である。
ただ、一番恐ろしいのは人々が何を求めているかだ。
-クリーブ・バーンズ(英:劇評家)-
名誉はこれを避ける人に来て、追う人を避ける。
-ドイツの諺-
毎日我々の眼前に出ては消える事実のみに拠って、
立派に歴史は書けるものだ。
-柳田国男[1875-1962](民俗学者):明治大正史−世相篇-
道理に疑いが生じたら、
これまでの考えを洗いさって新たに考え直してみると良い。
-近思録-
人に与え、与えられるのが人生。
-モホーク族の格言-
詩人や画家の才能は何のためにあるのかと言えば、
それは他の人々には見ることの出来ない光景を見、
他の人々には聞くことの出来ない声を聞くためにのみ、存在する。
-ウィーダ[1839-1908](英:小説家):ニュールンベルグのストーブ-
死により私は生まれる。
-ホピ族の格言-
我々の大いなる仕事は、遠方のかすかに存在するものをみるのでなく、
目の前に明瞭にあることを行うのである。
-T.カーライル[1795-1881](英:歴史家.思想家)-
友を得ようと早まることなかれ。
しかし、いったん得た友を見限るに早まることなかれ。
-ソロン[前7世紀-前6世紀](政治家.立法者.詩人)-
元始、女性は実に太陽であった。真心の人であった。
-平塚らいてう[1886-1971](女性運動先駆者.青鞜創刊者):青鞜-
成功とは、よく笑い、大いに愛すること。
賢者に尊敬され、子供の親愛を得ること。
正当な批評家に認められ、友人の裏切りに絶えられること。
美を賞讃できること。他人の長所が見えること。
見返りを全く考えずに奉仕すること。
夢中になって遊び、笑い、高らかに謡うこと。
自分が生きていたことで誰かが幸せであったことを知ること。
これが成功したということである。
-R.W.エマソン[1803-82](米:思想家.詩人)-
夢に学んで未来が変えられることもある。
-エリコ・ロウ[1957-](ジャーナリスト
他人のために尽くすことによって、自己の力を測ることが出来る。
-H.イプセン[1828-1906](ノルウェー:劇作家)-
学問上の「達成」は常に新しい「問題提出」を意味する。
それは他の仕事によって「うち破られ」、
時代遅れとなることを自ら欲するのである。
学問に生きる者はこの事に甘んじなければならない。
-M.ウェーバー[1864-1920](独:社会学者.経済学者):職業としての学問-
人が物事をはっきり見るには、ハートで見るしかない。
物の本質は目でみることができないんだよ。
-映画:星の王子様-
判断を下す前に相手の話をよくよく聞け。
-シンディ・フランシス-
かつて美しく愛らしかった老夫婦が陥る最も危険な滑稽は、
自分が最早そうでないことを忘れてしまうことである。
-ラ・ロシュフーコー[1613-80](仏:モラリスト.政治家.思想家):箴言408-
夫婦は全ての面でうまくいく筈はない。
それを前提にしていればうまくいく。
-市川團十郎(歌舞伎役者)-
男と女が互いに相手を箒とし、味噌こしとし、乳母車とし、
貯金箱とし、ミシン機械とし、日用の勝手道具と考える時、
最早必要から別れ難く、夫婦の実の愛情が生ずるのである。
-萩原朔太郎[1886-1942](詩人)-
「ことばの地層」目次
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