だるまのはなし


 

”だるま”は縁起物としてよく知られていますね。

その始まりは禅宗開祖の「達磨」の坐禅姿からきているそうです。もともと玩具のひとつに「起き上がりこぼし」というものがありました。その何度でも起き上がる様子と、達磨が坐禅をし続けた「面壁九年」という逸話とが重ねあわされ、起きあがりこぼしに達磨の顔が描かれるようになったそうです。「起き上がり」→「七転八起」ということから、次第に縁起物とされるようになりました。

多くの置物は「張子(はりこ)」という技法で、主に和紙とのりで出来ています。

だるまの色が赤いのは、達磨が赤い衣を着ていたとされることから来ていますが、他にも、「赤色には魔よけの効果がある」「疱瘡(ほうそう)という病気を引き起こす疱瘡神は、赤色を嫌う」などと信じられていたことからも由来しているのではないかと、考えられています。

現在では、赤以外にも、黄色、白、緑、金色などの様々な色で塗られていますね。

参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

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