Towering Venture

Towering Venture(11.18.1996)

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今回は BOOKS から ちょっと無謀でしたね。 百科事典とかには興味があるものの、美術を知ってるわけでもなし、辞典に関する 知識があるわけでもないので、困ってしまいました。ざーと読むには★★ですが、 きちんと理解しようとすると★★★★+星半分ですね。
かけ言葉は「Towering」かな?"高邁な"という意味と、 挿し絵を見てもわかるような"1.5mもの高さ"になる美術辞典ですね。

高邁な冒険的事業


              語彙は主にFENG5辞書から抜粋

 

大意

語彙

p60
グローブの34卷に及ぶ美術辞典は、出版界の大叙事詩となる epic :叙事詩の,大作
1  コンピューターが紙を時代遅れのものとすると考える人は、グローブの美術辞典を考えてみよ。 出版されたばかりのその辞典は、積み上げれば1.5mにもなり、計34卷、72万もの索引 をもつ。値段は$8、800だがその価値はある。この辞典はまた、1878年に出版されて 以来、その道の権威となっている、グローブの音楽及び音楽家辞典の姉妹版でもある。 近年の情報の増加については聞かない日がないほどの今日、このような出版は時代遅れのようだが、 実はそうではない。今の段階では、これほどのものは、まだオンラインでも、CD−ROM でも無理なのだ。 render :にならしめる、 obsolete :時代遅れの、 bound :装丁された,製本した、 brick :れんが状のかたまり、 scholarship :学識,学問、 reign :支配する,君臨する、 relentless :容赦のない、 barrage :一斉射撃,連打,連発、 propaganda :宣伝,主張、 cavalry :機甲部隊、 charge :突撃、 overwhelming :圧倒的な、 odds :確率,見込み,勝ち目、 run through :一通り目を通す
2  英国の元首相であり、マクミラン出版者(グローブの親会社)の所有者であるハロルド・ マクミランが是認したこの美術辞典は、20卷に及ぶ音楽辞典の第6版が刊行されたあとでは、 その素晴らしさを疑うことはできない。マクミランは個人の会社であり、そうでなければ、 このような偉業はとてもできなかっただろう。 superlative :最高(の)、 approve :承認する,気に入る、 go ahead :着手する、 shareholder :株主、 fix :(正確な時間・場所・価格などを)決める、 cold feet :おじけ
3  これは確かに20世紀最大の美術出版事業だ。1969年にマック・グローヒルが5卷からなる 美術辞典を出版したが、戦艦とゴムボートほどの違いがある。この種の辞典は1907年に初めて ドイツ人学者によって始められ、1950年に37卷となって出版されてからは、改定版がでるの みだった。もちろんそれだけでも大変な作業だったし、それが英語に翻訳されることもなかった。 come right :よくなる,実現する,正しくなる、 plausible :もっともらしい、 bring out :刊行する,出版する、 dinghy :ゴム製救命いかだ; 娯楽用ボート、 in comparison with :〜と比べれば、 dreadnought :弩(ド)級戦艦、 ur-art dictionary :原初の美術辞典 no more than :〜にすぎない,高が、 update :更新する、 comparable :比較できる、 nail polish :マニキュア液、 in any case :いずれにせよ
4  美術辞典編集の最大の問題は、過去半世紀で美術史の情報が劇的に増加したことだ。その情報量を グラフにすれば、16世紀のヴァザーリから19世紀半ばのラスキンまでは、ほとんど零近くを 水平に延びてきた直線が、過去40年ではほとんど垂直に立ってしまうほどである。 compiler :編集者、 appallingly :ぞっとするほど,ひどく、 graph :図示する、 Giorgio Vasari :ヴァザーリ Giorgio Vasari(1511-74) 《イタリアの画家・建築家・美術史家》、 John Ruskin :ラスキン John Ruskin(1819-1900) 《英国の評論家・社会思想家》
5  美術史というのは、ここ100年で発展した分野である。全世界の美術が対象となる。 美術館や美術館所蔵の作品、また、大学から発行される専門文献の数は幾何級数的に増加の 一途を辿っている。対象は従来の図像学などから、人種、性、政治への疑問などにも広がって きた。概念そのものも変わってきている。世界の美術を知れば知るほど、さらに知るべきものが あるのだ。 discipline : 学問分野、 artifact :結果[影響],人工物、 exponentially :幾何学級数的に,急激に、 cascade :滝のように落ちる、 gender :性、 iconography :図像学 《画像・彫像などによる主題の象徴的提示法》、 subject matter :主題,素材、 patronage :後援,愛顧,保護、 division :区分、 decorative :装飾的な、 ornamental :装飾的な,装飾品、 ducal :公爵の、 edifice :大建築物,殿堂、 ongoing :継続中の、 attribution :帰属,作家の特定,時代の特定、 Rembrandt :レンブラント Rembrandt (Harmenszoon) van Rijn [Ryn] (1606-69) 《オランダの画家》
6  こうしたもの全てからどうやって一つの大要を作るのか?この企画の監督者は、その複雑さと矛盾を 受け入れ、しかも、6、700人ほどの執筆者をうまく調整している。この美術辞典は41、000 以上の記事があり、フレームを例にあげると、128ページが費やされている。ちょっと見た限り では、分けの分からない専門用語は使われておらず、全てが明瞭で読みやすい。洗練され、しかも 統合された学識を現している。 epitome :大要,概略、 overseer :監督者、 curator :後見人,館長,保護者、 embrace :喜んで受け入れる、 marshal :整理する、 entry :参加者名簿、 frame :構造、 spot check :抽出検査、 awful :ひどい、 jargon :専門語、 disfigure :外観を台無しにする,傷つける、 dryly :そっけなく,淡々と、 witty :機知に富んだ、 browse :ざっと目を通す、 unprecedented :先例のない、 distilled :蒸留して得た、 integrated :完全な,融和した、 overview :概観,通覧
7  世界の美術を知るのにこれほど完璧なものはないし、西洋以外の文化については殊にそうだ。 日本の美術は431ページにも及び、これだけでもすばらしい業績だ。さらに、主なテーマは、 画家個人、画派、国、技術などの様々な観点から論じられている。美術出版物で、これほど までに詳細でしかも統一された情報を与えてくれるものはない。 aboriginal :原住民の,土着の、 Oceania :大洋州, オセアニア、 feat :偉業,功績、 compression :圧縮、 coherence :首尾一貫性
8  しかも、編集者は論争のあるテーマをさけることはしなかった。ギリシャの国家主義者は 嫌がるだろうが、こんな記事もこの辞典にはある。古代ヘラドス文化はギリシャの土着民 によって生み出されたのではなく、今のトルコから移住してきた人々によって生み出された。 shirk :責任逃れする,避ける、 controversy :論争、 Helladic :【考古】 ヘラドス文化(期)(の) 《前 2500-1100 年ごろのギリシア本土の青銅器時代文化》、 indigene :土着人, 原住民、 emigrate :移住する
9  現在のところ、この辞典が電子辞典になる可能性はほとんどない。一つには、これほどの 情報に対しては、検索システムが整備されていないこと。また、百科事典などに参入している 大手ソフトメーカーは、リスクを伴うこれほどの規模の企画には興味を示していないからだ。 sophisticated :高機能の,高度の,複雑な、 with a foot in :に属して、 once over lightly :ざっとひと通りの,やっつけ仕事、 cross reference :相互参照、 superficiality :浅薄, 皮相
10  さらに、現在のCD−ROMでは、これら全ての情報を収めるには2、3枚のCD−ROM ディスクが必要だが、それだと電子辞典の相互参照のメリットが余りなくなる。かくして、 グローブの辞典が提供するものを最も良く表現するのは紙にしくはない、というこになろうか。 accommodate :〜を入れる


 苦しいですね。皆様のお陰で、問題点はほぼ解決しました。ありがとうございます。間違いが多々あると思いますがご容赦を。

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