The Age of Pterosaurs

The Age of Pterosaurs(11.04.1996)

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今回は Paleontology から 恐竜の話しはいつでも 夢がありますね

アジア版が11.04.1996、US版は前週の10.28.1996に 載ってます。アジア版が1週遅れということですね。

プテロサウルスの時代


              語彙は主にFENG5辞書から抜粋

 

大意

語彙

p56
絶滅してもなおこの翼竜は研究者を困惑させ魅了している pterosaur :【古生物】プテロサウルス(翼竜目の動物)、 baffle :迷わせる,困惑させる、 enchant :〜を魅了する
1 ケツァルコアトラスはどこもかしこも並みではなかった。歴史上最大のこの飛行動物は 長さ6.1m、翼を広げると12.19mにもなる。1.83mものくちばしをもち、それは 先がハシのように細くなっていた。こんな巨大な動物は一体なにを食べていたのか? modest :謙そんな,控え目な、 boast :誇る,(誇りとして)持っている、 taper :だんだん細くなる、 on earth :いったい全体
2 最近ニューヨークで脊椎古生物学会が開かれた。関心は何といっても、プテロサウルス と総称される翼竜である。ケツァルコアトラスのような巨大な翼竜は、はげたかのように 腐肉を食べるのだろうか?それともコウノトリようにくちばしで湖をさらうのだろうか? vertebrate :脊椎骨のある、 paleontology :古生物学、 feature :呼び物にする、 collectively :集合的に、 carrion eater :腐肉を食べる動物、 outsize :特大の、 vulture :コンドル,ハゲワシ、 Tech :工科大学、 humongous :巨大で怪奇な、 stork :コウノトリ、 probe :〜を探る、 tasty :おいしい,味のいい、 tidbit :うまくて軽い食べ物、 snare :わなでつかまえる、 lancelike :槍のような
3 恐竜が地上を支配していたとき、翼竜は空を支配していた。1700年代に初めてその化石が 発見されて以来、翼竜は謎に満ちている。走って離陸するのか、木から飛ぶのか? 翼をはばたくのか、それとも滑空するのか?集団で雛を育てるのか、それとも孤独に 生きてるのか? dinosaur :恐竜、 dominate :支配する、 fossil :化石、 marine :海の、 lizard :とかげ、 perplexing :当惑させる、 enigma :謎,、 take off :離陸する、 energetically :精力的に、 flap :羽ばたく、 deploy :散開させる、 sail :帆走する、 seabird :海鳥 《カモメ・ウミスズメなど》、 nurture :育てる、 colony :ある土地・場所に固定したある種の個体群、 solitary :孤独な
4 会議で明らかになったように、プテロサウルスは依然として困惑のまとである。 脊椎動物で初めて空を飛んだこの奇妙な生き物は、「生物学的な矛盾」とある古生物学者 は言う。「空を飛ぶという以外に、プテロサウルスに関して意見は一致していない。 子供にはこんなに人気があるのに、研究者をこれほど悩ますとは」 confound :困らせる,混乱させる、 bizarre :奇想天外の,変な,奇妙な、 oxymoron :《文法》矛盾語法、 apart from :は別として,以外に、 familiar :よく知られている
5 実際は、ずいぶん多くのことがわかった。初期のプテロサウルスは恐竜と同じ祖先をもち、 ほぼ同時期に出現。体を安定させるための長いしっぽを持っていた。後のプテロサウルスは 鳥に似ている。しっぽは短く、首と頭は細長くなった。羽はないが、体は毛皮のようなコート に覆われている。大きさは様々で、コマドリのように小さいものから、ケツァルコアトラス のように巨大なものまでいた。 quite a bit :相当、 ancestor :祖先、 sport :これみよがしに着る、 bony :骨ばった、 function :機能する、 dynamic :精力的な, 機能的な、 stabilizer :安定器、 by contrast :対照的に、 stub :切株、 elongate :長くする、 furlike :毛皮のような、 cloak :マント,覆い、 sprightly :快活な,元気な、 robin :コマドリ、 whooping crane :アメリカシロヅル 《北米産; 国際保護鳥》
6 鳥と同じく、プテロサウルスの骨は中空で軽かった。中でも特徴的なのは手だ。 つめのような3本の指と、異様に長い4本目の指。この4番目の指で翼を支える。 皮膜でできている翼は、ごく細の無数の繊維で支えられており、強度は十分だ。 evolve :進化する、 hollow :中空の、 lightweight :目方の軽い、 Styrofoam :【商標】 スタイロフォーム 《発泡ポリスチレン》、 mailing tube :円筒,郵送用厚紙筒、 clawlike :つめのような、 digit :指、 outlandishly :奇妙な、 membrane :薄膜,皮膜、 microscopic :顕微鏡でやっと見えるほどの,微視的な、 fiber :繊維、 stiff 1 :堅い、 aerodynamic :空気力学の
7 ここまではよかったが、化石から行動や歩行パターンを知ろうとすると問題が生じた。 二本足で歩いたのか、それとも4本足で這ったのか?今まで見つかった足跡からは、どうやら 後者らしい。翼を背にたたんで、半直立の状態で歩行したのかもしれない。 so far so good :これまではまずまずだ,そこまではよかった、 extrapolate :外挿する,推定する、 locomotion :移動運動,移動,歩行、 crawl :はう,腹ばいですすむ、 semierect :不完全[半]直立の
8 そうではなく、2本足で軽快に走ったという人もいる。また、プテロサウルスの後ろ足 から飛び出ている5番目の指についても意見が様々だ。後ろ足の間に広がる皮膜が くっつく個所だ、との役割を主張する人もいれば、それは解剖学的におかしいし、 地上での動きが不自由になると反論する人もいる。 contend :強く主張する、 agile :機敏な,身の軽い、 toe :あし指,つま先,先端、 jut out :突き出る,突出する、 hind limb :後あし、 attachment site :付着部位、 make sense :なるほどと思える,意味をなす、 anatomical :解剖[学]の、 among other things :数あるなかで,特に,例えば、 hamper :妨げる
9 こうした果てしの無い議論は、プテロサウルスがどうやって空を飛ぶようになったか、 についても行われた。走って離陸するという人もいれば、プテロサウルスは不器用なので 崖などから飛んで滑空したと考える人もいる。プテロサウルスの足跡の多くは、海岸沿い の干潟から見つかっているので、鳥のように離陸や着地ができなければ、すぐに死んで しまっただろうという意見もある。 swirl :渦巻く,旋回させる、 airborne :浮揚[飛行]して、 clumsy :無器用な、 cliff :がけ,崖、 attain :遂げる,達成する、 for one :個人としては、 mudflat :《干潮時に現われる》 泥地, 干潟
10 プテロサウルスは何を食べたのか?海や淡水の近くで足跡が見つかっているので、 現在の海鳥などと同じ食生活と思われる。例えば、ケツァルコアトラスが見つかった ある場所では、甲殻類の巣穴がたくさん見つかったけれど、ワニのような大型の動物の 骨は見つかっていない。ということは腐肉を食べていなかったことになる。 ヘラサギのようなくちばしをもつ種類もいた。水をすくって、微細なプランクトンを 採取するものもいたし、さらにそれをペリカンのようなのど袋にしまっておくものさえ いた。 freshwater :淡水、 crustacean :甲殻類の、 burrow :ごみ捨て場,巣穴、 spoonbill :【鳥】 ヘラサギ 《トキ科; オランダの国鳥》; 【鳥】 ハシビロガモ (shoveler) (の類の鳥)、 strainer :こし器,ろ過器、 plankton :プランクトン、 scoop :すくいあげる、 stash :しまっておく
11 まだ分からないことの方が多いが、いくつかの謎は解明され始めている。プテロサウルスは コロニーで巣を作るとか、鳥のように、求愛のためのとさかを持っているとかだ。 しかし、その失われた世界を再構築することは難しい。化石がきちんと保存されてないこと と、なにより、子孫がいないから。「現実の世界では、プテロサウルスに比較できるものは ない」 outweigh :より勝っている,上回る、 divulge :公表する,明かす、 crown :の頂に載せる, 冠する、 crest :とさか、 vagary :気まぐれ


今回は恐竜でした。恐竜の名前も余り辞書にはありませんね。正式名称はわかりません。
間違ってるところがあるかもしれません。見つけたらメール下さい!

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