Death Cries of A Nation

Death Cries of A Nation(11.11.1996.)

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今回は AFRICA から ルワンダ、ザイールの問題は 時々テレビで見ますが、状況がわかりくいですね。ツチ族、フツ族の民族的な 憎しみというのは、想像を絶するものです。

ある国の死の叫び


              語彙は主にFENG5辞書から抜粋

 

大意

語彙

p32
 2つの国が全面戦争に突入しそうな今、百万の難民がキャンプを設営し、 大規模な破局を覚悟 refugee :亡命者,難民、 brace for ~ :〜に対して身構える,〜を覚悟する
1  我々はキブ湖岸の町の奇麗な空港に着陸した。今まで見たなかで最も美しい湖だ。 ラゴ・ディ・コモよりもはるかに美しいし、少なくとも死体はない。−−ヘミングウエィ、1954 airstrip :空港、 Costermansville :コスターマンズヴィル 《Bukavu の旧称》、 Kivu :キブ湖 《ザイールとルワンダの間にある湖》、 at any rate :いずれにしても,少なくとも
2  先週、今ではブカブと呼ばれているその湖岸の町は、とても美しいとは言えなかった。 死体が積み上げられていたのだ。通りはツチ族の反乱軍がパトロール、カソリックの大司教は 襲われて殺された。その町の「美しい空港」はルワンダとザイールの戦いの争点となった。 紛争は西ヨーロッパほどもある大きなザイールの解体を早めるかもしれない。過去2年間、 50万人以上のフツ族難民が、戦火を逃れキブ湖岸のキャンプに集まっている。週末には、 彼らへの緊急救援が、戦いのために断ち切られた。救援隊の人々は現状を表現する言葉もない。 70万人の難民には、食料もきれいな水も、薬もなく、孤児になった子供たちは、砲弾を 避けようと逃げまどう。ヘミングウエィが描いた湖は、予想されるコレラによる死体で飾られる ことになるだろう。 anything but :どころではない,決して〜ではない、 idyllic :美しい,牧歌的な、 ambush :待ち伏せして襲う、 fulcrum :支点、 precipitate :〜を早める,促進する、 dismemberment :分割、 cross fire :十字砲火、 huddle :群がる,集まる、 squalid :むさ苦しい,劣悪な、 emergency relief :緊急救援、 run out of :使い果たす,切らす、 orphaned :孤児になった、 artillery shell :砲弾、 as for :〜について言えば、 epidemic :伝染病,異常発生、 adorn :飾る、 corpse :死体
3  こうした状況は、1994年ルワンダを襲った民族動乱に直接の原因がある。フツ族の急進派が 何十万人ものツチ族を虐殺、ツチ族の復讐を恐れた170万人のフツ族が故郷を後にしたのだ。 ザイールのキャンプに集まった人の中には、難民だけではなく、軍人などもおり、彼らのベース キャンプの役割も果たしていた。そこから、ルワンダのツチ族政府を転覆させる戦いをしたいた わけである。ルワンダとしては、ゲリラを根絶したかったので、サイールと話し合いを行ったが、 すべて失敗。バンヤムレンジの苦境と共に、戦いが生じたのである。 immediate :直接の,直の,当面の、 convulsion :けいれん,動乱,発作、 hack :切り刻む、 machete :マシェティ(中央アメリカや西インド諸島でサトウキビ用や武器として使われるなた)、 cluster :群がる、 teeming camp :ごったがえすキャンプ、 dodge :かわす,避ける、 genocide :民族大虐殺、 wage :(戦いなどを)遂行する、 be anxious to :〜したくてたまらない、 root out :根絶する、 fall through :失敗する,物別れになる、 plight :苦境
4 バンヤムレンジとは200年以上昔から東ザイールに住んでいるツチ族のこと。彼らは鉱山 などで成功しており、裕福で、武装も十分できるのだ。そのことがかえって、彼らを スケープゴートに仕立て上げることにもなった。彼らを依然としてよそ者と見ている人々 を扇動し、自らの力を増強しようとするグループがいたのだ。また、フツ族の難民達の ツチ族への根深い嫌悪もあった。フツ族は鉱山を襲い、ザイールの指導者に、バンヤムレンジ 虐殺をそそのかした。ザイール側はそれに乗り、暴徒を扇動したすえに、9月、彼らにザイール 退去命令を出した。 lucrative :儲かる,有利な,利益の上がる、 lavishly :気前よく,惜しげなく、 scapegoating :人に罪をかぶせること, 身代わりにすること、 demagogue :扇動家、 augment :増大させる,補強する、 whip up :(感情を)かき立てる、 resentment :憤慨,恨み、 poisonously :悪意をもって、 mix :混乱、 raid :襲撃する急襲する、 goad :突き棒で突く、 launch :始める、 pogrom :計画的虐殺、 with zeal :熱心に、 incite :そそのかす,煽動する
5  ルワンダ政府は既に、バンヤムレンジに軍事訓練を施していた。10月17日、バンヤムレンジは 反乱を起こした。ウヴィラを奪取、フツ族難民を蹴散らしながらブカブに向かって行進。 ブカブではその頃、ザイール軍は町を略奪したり、ルワンダの町に弾丸を撃ったりしていた。 先週の金曜日にはバンヤムレンジがブカブを制圧。 moist :湿った,湿気のある、 loot :略奪する、 lob :投げる、 shell :弾丸,破裂弾
6  バンヤムレンジのブカブ攻撃と時を同じくして、ルワンダがキブ湖南岸の難民キャンプを襲った。 ルワンダ軍が難民キャンプを攻撃したのは、これが始めてではない。難民キャンプはフツ族ゲリラ の基地になっているから。火曜日までには、何十万もの難民がそこから逃げ、大部分はムグンガの キャンプ地に集合。わずか2日で、そこは世界最大かつ、人口の密集した難民キャンプとなった。 dovetail (in) with :符号する、 spawn :生む、 incursion :侵略、 disperse :散らす,散乱させる、 shuffle :(足)をひきずって歩く、 wind 1 :曲がりくねる、 dormant volcano :休火山、 converge :一点に集める,集まる
7  フツ族のゲリラ活動を崩壊させた代償は、小国ルワンダとサハラ以南で2番目に大きいザイール との戦争だ。南北キブ地方をめぐる全面戦争があるとしたら、ルワンダはザイールに確実な打撃 を与えるかもしれない。ザイールというのは、1960年にベルギーから独立し、その後30年間、 ムブツによって、かろうじて統一されていた。当時、個々の土地の族長は略奪しほうだいだった。 上納品を収めさえすればよかったのだ。 disrupt :分裂させる,崩壊させる、 David :ダビデ(イスラエル第2代の王)、 Goliath :【聖】ゴリアテ(David に殺されたペリシテ族の巨人)、 solid :,確かな、 drubbing :大敗,痛撃、 tenuously :希薄に、 lash :縛る,結ぶ、 shrewd :抜け目がない、 rapacious :強欲な、 despot :独裁者,暴君、 plunder :略奪(する)、 fiefdom :領地、 at will :したい放題に、 so long as :限り,〜する限りは、 loot :戦利品, 略奪品、 lay up :(病気・けがが)人を働けなくする
8  ザイールは末期的症状を示している。軍隊は、食料も十分でなく、給料も払われず、 市民を略奪するため人気も無い。また、政府を無視して、自治を行っている地方もある。 ザイールの各地は深い森林によって分断されており、道路もない。キブを増強するには 空からしか手段がないといえる。しかし、その地方で唯一の空港は反乱軍の手に落ちた。 空港が奪還されなければ、南北キブはザイールの領土とはもはや言えなくなり、ザイール 分裂の第一段階となるかもしれない。大国はどうみるか:フランスはフランス語を話す ザイールとフツ族を、アメリカとイギリスは、元英国植民地であったウガンダとの結びつき が強いルワンダに親近感を抱いている。 terminal :末期的な、 underfeed :に十分な食物を与えない、 reinforce :(部隊を)強化する、 disintegration :分裂,崩壊、 champion :支持する,のために戦う、 Francophone :《2 つ以上の公用語のある国で》 フランス語を話す(人)
9  そうこうしている間も、死はキャンプにやってくる。「破局寸前だ」と国連難民高等弁務官 は言う。「キャンプに必要なものを送らなければ、彼らは死んでしまう。ぐずぐずする時間 はない」。1994年の時は、援助を送るまでに、50、000人が死んだ。ほとんどは女性と子供 だった。 stalk :大股で歩く,闊歩する、 on the brink of :〜のせとぎわで,〜の瀬戸ぎわに、 high commissioner :高等弁務官、 end up (~ing) :羽目になる


状況がわかりにくいですね。地理的なものもわかりにくかったです。TIMEの地図を見ながら 状況を確認して下さいね。ツチ族とフツ族の問題は、大国支配の残した後遺症のようなもの でしょうか?国境を決定する際に、民族の意志を無視したことが遠因かもしれません。
間違ってるところがあるかもしれません。見つけたらメール下さい!

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