BONES OF CONTENTION

BONES OF CONTENTION(10.14.1996.)

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今回は SOCIETY AND SCIENCE から 科学はやはり興味があります

アジア版にはないようですね。最近TIMEの来るのが遅くてね。ホームページからダウンしたものを使いました。早めに英文見てくださいね。火曜日くらいには次週の分になってるようですから。

骨が論争の種に


              語彙は主にFENG5辞書から抜粋

 

大意

語彙

p??
 科学者とアメリカ先住民が、カフカス人の特徴を持った、9、300年前の男のことで衝突 contention :論争、 clash :衝突する、 caucasoid :コーカソイドの(人) 《ヒトの三大集団の一つである白色人種》
1  発掘死体は、細長い頭蓋骨と突き出た鼻から、カフカス人の男性らしかった。 彼が死んでから何十年、恐らくもっと経っている。人類学者のチャッターは、 検視官が持って来た死体の頭蓋と下顎骨を、ちらっと見ただけでそれだけは 分かった。もっと知りたかったので、発掘現場に行った。手足の骨は、何世紀 もそこに住んでいるインディアンとは異なる遺伝子を持っているようだ。 初期の移住者か貿易商人の遺体だろうか。 deceased :(the〜)故人, skull :頭蓋骨 prominent :突き出た,目立った Caucasian :カフカス人(の)、 anthropologist :人類学者、 that much :それだけ,そんなにたくさん、 cranium :頭蓋、 jawbone :(特に)下顎骨,顎骨、 coroner :検死官、 genetic stock :遺伝材料
2  奇妙なことがひとつあった。その男の骨盤に槍の痕があったのだ。何千年も前 に使われた槍の。そこで、チャッターは放射性炭素で時代を調べるために、 カリフォルニア大学に骨の一部を送った。その結果、骨がおよそ9、300年前のものである ことが判明した。 note :注目、 embed :はめ込む,埋める、 pelvis :骨盤 radiocarbon :放射性炭素
3  最初、その発見は、ヨーロッパ人がアメリカに8、000年以上も前に来た証拠、 と興奮して報道された。実際のところは、科学者によれば、カフカス人の特徴は、 先史時代のアメリカ人の遺体にないわけではない、という。 北アジアの古代の骨にも見られる。つまり、これが新石器時代のコロンブスと 結論づけるのは早計だ。しかし、それは、太平洋側北西部で発見された、最も古くて、 最も完全な骨格なので、それにより、最初にアメリカにやって来た人々の生活などについて 多くのことを知ることができるだう。 breathlessly :息せき切って、 Neolithic :新石器時代の ethnic :人種の
4  科学者がそれを詳細に研究できれば、確かに可能だろう。しかし、裁判でも 起こさなければ、今月末までに、その骨は地元のウマティラ・インディアンに 渡され、すぐに、埋葬されてしまう。ウマティラ・インディアンは、 「伝統では、遺体が一旦埋葬されれば、掘り出されてはならない」という。 アメリカの法律では、先住アメリカ人の遺体は、所属する部族に返還されるのだ。 その地域の管轄者も返還に同意している。その遺体を研究したのはわずか3人だが、 そのうちの一人は、「アレキサンドリアの図書館を燃やすようなもの」と言う。 burial :埋葬、 Army Corps of Engineers :陸軍工兵隊 (米国陸軍の技術戦闘部隊; 港湾、水路、飛 :行場、ミサイル基地など、軍および民間施設の建設、維持にあたり、戦時には戦闘.補給の支援作戦を担当する) jurisdiction :管轄権,司法権、 comply :従う,応じる  
5  彼の嘆きはもっともだ。アメリカに最初にやって来た人類について、古人類学者 は漠然とした考えしかもっていない。12、000年前頃の話しで、アジア人が、今の ベーリング海峡を渡ってやって来たらしい。現代のアジア人と、土着のアメリカ人と には、遺伝的かつ肉体的な類似性があり、この説は納得しやすい。 しかし、その移住が何度行われたか、いつ起こったか、その後東あるいは南に どのようなルートで移動したか、などの詳細はまったく未知の状態だ。 paleoanthropologist :古人類学者、 migration :移住,移住者の群れ、 subsequently :その後,後で,続いて、 millennia :millennium(千年)の複数形
6  その骨を詳細に調べれば、そういった謎のいくつかは解明されるだろう。 少し調べただけでも、彼がどのように生活していたかがわかったのだから。 まず、骨盤のやりの傷だが、それで彼が即死したのではない。骨がその傷を 一部飲み込むほどに長生きしているのだ。その傷が慢性疾患の原因となり、 そのため、それがもとで50歳ぐらいに亡くなったかもしれないけれど。 彼はまた、骨がつぶれるような怪我をしており、そのため片方の腕が萎縮している。 さらに、チャッターは、ひじの骨粗鬆症(しょう)症、膝の関節炎も見つけた。 thorough :完全な,充分な,詳細な、 cursory :急ぎの,ぞんざいな、 right away :直ちに,すぐに、 engulf :飲み込む、 chronic :慢性の,慢性的な、 infection :影響、 scar :傷跡,瘢痕組織、 atrophy :(栄養不足などによる)萎縮症、 osteoporosis :骨粗鬆症(しょう)症、 arthritis :関節炎
7  しかし、詳細な研究なしでは、上に述べたこと以上はわからない。骨を返還する 前に、様々なテストをすることも可能だが、そうすればインディアンは怒るだろう。 インディアンは、遺体の発掘を深刻に受け止めており、既に行われたテストを 冒涜行為と考えている。学者が気にしているのは、骨の特徴から、遺体がその部族 の近親ではないかもしれない、ということ。訴訟を考える学者もいる。 cast :運,外観,傾向,配役、 assay :含有量(率)を示す,検査をする、 CT scan :X線断層撮影,コンピュータ断層撮影、 conceivable :考えられる、 infuriate :激怒させる、 desecration :(神聖の)冒涜、 lawsuit :《民法》訴訟,告訴、 on that basis :そのような方式で
8  インディアンは、法律的かつ精神的権利を勝ち取り、自分たちの習慣と信念に 則って、骨を埋葬するつもりだ。アジア移民説を信じてはいないし、自分たちの 祖先は、ずっとここに住んでいる、と主張している。 チャッターは、その骨で、人種の違いはどれほど上っ面だけのものかを示し、 白人とインディアンとの行き違いを正したかったが、残念なことに、彼は 敵意の的となってしまった。ある晩、帰宅すると、留守番電話に不気味な メッセージが入っていた。「明らかにいやがらせだ」とチャッターは言う。 superficial :うわべだけの,見かけの,表面的な、 hostility :敵意、 answering machine :留守番電話、 unintelligible :理解できない、 chant :歌,〜を(大声で)繰り返し言う


ヘッドラインは、今回もかけ言葉のようです。bone(争いの種)とbone(骨)。やりますね〜
間違ってるところがあるかもしれません。見つけたらメール下さい!

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