1年半に渡るJMRC神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動を通して


新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、この年初を機に本活動について振り返り、今後のスタンスについての考えをお話しておこうと思います。

2002年の6月頃でしょうか、JMRC神奈川ジムカーナシリーズに参戦する有志が集まり、JMRC神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げようと、エントラントが立ち上がりました。水面下の情報収集や準備を重ね、8月に活動を表面化。目標はただ一つ、JMRC神奈川ジムカーナシリーズの参加台数を増やすことでした。この問い掛けに当時の神奈川エントラントのほぼ全員が賛同してくれ、毎イベント後にエントラントミーティングを開き、オーガナイザーへの提案を行ったところから活動が本格化しました。

この動きに対し、オーガーナイザーも期待をはるかに超える積極的な姿勢を見せてくれました。もちろん長く続いてきた体制や考え方を変えていくことは容易ではありませんでした。気持ちでは分かっていても具体的に変化することが出来ない、そんなジレンマをオーガナイザーもエントラントも抱えていたことは確かです。それでも風通しの良い関係を目指し、議論を重ね、お互いが協力し合い、努力を続け、JMRC神奈川websiteの設立や部会の定期開催などを実現し、部会は毎回20人以上のエントラントが参加するほど活気のある議論の場となりました。これらの結果、全8戦で実に平均134台、昨年の2倍以上のエントリーが集まったのが2003年神奈川ジムカーナシリーズでした。

我々としても、短期間でこれだけの反応を得られるとは思っていませんでした。これも、団結した全エントラントの熱い気持ちと、それに応えようとする主催者の気持ち、そして、会場に足を運べば誰もが納得する和やかな雰囲気が生んだ結果と言えるでしょう。折角ここまで動き出した神奈川シリーズですから、継続的な盛り上がりとなるよう、今後も全員で協力していけたらと考えています。自分たちが走る場は楽しいほうがいいですもんね。

一方で、今後盛り上げる活動として何をすべきか、ということについて度々議論になってきました。まず我々が掲げた「台数を集める」という目標に対しては、エントリー数倍増という結果が得られたことから、目標は達成したと考えています。
そして、少なからず注目の集まった神奈川にとって、2004年以降は、それを継続発展させる努力が必要となります。すなわち、ここまでとは違ったアプローチを行うセカンドステップに足を踏み入れる時期と言えるでしょう。これに対しては、実は我々が主導で実施すべきではないと考えています。間口を広げ、風通しを良くするという構造作りのお手伝いは我々にも出来ましたが、現場を本当に盛り上げられるのは、現役エントラントの皆さんに他ならないからです。
神奈川県シリーズを追っている皆さんはお分かりでしょうが、特に終盤になって、神奈川の新しい顔、と言えるドライバーが次々と出てきています。先日の表彰式も、関東フェスティバルも、現役エントラントが引っ張り始めているように、既に神奈川は世代交代が進みつつあるのです。このように、徐々に世代交代が進んでいる流れを僕らが止めてはいけません。この世代交代が神奈川を成長させていくものだと信じています。


以上の理由から、JMRC神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動は、これまでのように積極的に前面に出るような活動は控え、一歩引いた位置から神奈川シリーズをバックアップしていくようなスタンスを維持していく予定です。世代交代を促しながら、僕らならでは出来ることを中心に協力していくことが大事だと考えています。セカンドステップへ向けた新たな具体的作戦が突如勃発するかもしれませんが(笑)、現段階では未定です。

要は、神奈川現役ドライバーの皆さんの積極的な姿勢を期待しているということです。部会に参加して現場の気持ちを伝えることで、より楽しいイベントになることは間違いありません。会場で自己をアピールすることが神奈川の盛り上がりにつながります。お互いに仲間を誘い合うことが台数増加に結びつきます。ガンガン神奈川を引っ張って、新しいカラーを作っていってください。

大丈夫、困ったときにはいつでも手助けはできますから。我々以外にも、過去に神奈川を卒業していった多くの大先輩らが、神奈川のためなら協力する、といううれしいコメントを寄せてくれています。心強いでしょ。


え?もし世代交代が進まなかったらどうするかって?
決まってます。この活動メンバーが再び神奈川シリーズにエントリーして、神奈川シリーズを乗っ取っちゃいますから(笑)。


last modified : 5/Jan/04
えんどう
yasu@e.email.ne.jp